伯爵令嬢リディは人が嘘をついたとき花が見える力を持っていた。ある事情から社交界に出ず引き籠もって農地管理の業務に専心していた彼女だが、兄姉に迫られて渋々自邸のパーティに出た際、王弟で公爵のローランに気に入られてしまう。「今の顔、ほかの男には絶対、見せられないな」女性に囲まれいつも嘘の花を散らしているローラン。けれどリディを可愛いという彼の言葉には嘘の花が現れず―！？