ミカエルの鼓動
文春文庫 ゆ13−3
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2024年10月 |
ISBNコード |
978-4-16-792281-8
(4-16-792281-9) |
税込価格 | 1,001円 |
頁数・縦 | 540P 16cm |
商品内容
要旨 |
北中大病院の西條泰己は、手術支援ロボット「ミカエル」での心臓手術を成功させ、院内での地位を不動のものにした。しかし病院長は、心臓手術の名手・真木一義をドイツから招聘。難病の少年の治療方針を巡り、最先端医療か従来の術式かで二人は激しく対立する。そんな中「ミカエル」にある問題が発覚して―。 |
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出版社・メーカーコメント
少年の命を救えるのはどちらの正義か。気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。大学病院の暗部を暴こうとする記者が、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。二人の医師の「志」がぶつかり合い、大学病院の闇が浮かび上がる。命を救うための、正義とは−−。