• 本

警視庁科学捜査官 難事件に科学で挑んだ男の極秘ファイル

文春文庫 は61−1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-16-792289-4
4-16-792289-4
税込価格 902円
頁数・縦 317P 16cm

商品内容

要旨

地下鉄サリン事件、和歌山カレー事件、ルーシー・ブラックマン事件…日本中を震撼させた凶悪犯罪に対して、科学的知識を駆使し、わずかな痕跡から謎を解き明かしてきた男がいた。刑事とともに捜査の最前線に立ち、「科学と捜査の融合」を志した日本初の「科学捜査官」が綴った、息をのむような戦いの日々と、貴重な歴史的記録。

目次

第1章 オウムの科学を解明せよ―地下鉄サリン事件
第2章 憧れの科学捜査研究所へ
第3章 真の科学捜査とは何か―和歌山カレー事件
第4章 続発する薬物犯罪―ルーシー・ブラックマン事件
第5章 現場の捜査に科学を生かす―歌舞伎町ビル火災
第6章 犯罪捜査支援室の初代室長となる―東京駅コンビニ店長刺殺事件
第7章 警察庁出向から副署長へ―大阪幼児死体遺棄・殺人事件
第8章 生き甲斐を求めて―名張毒ぶどう酒事件再審請求

著者紹介

服藤 恵三 (ハラフジ ケイゾウ)  
1957年生まれ。東京理科大学卒業。警視庁科学捜査研究所研究員(1981)。地下鉄サリン事件でサリンを最初に同定。オウム真理教関連事件捜査に特別派遣(1995)。初代科学捜査官(1996)。和歌山カレー毒物混入事件(1998)、長崎・佐賀連続保険金目的父子殺人事件(1992・1998)、国立療養所医局アジ化ナトリウム混入事件(1998)、ルーシー・ブラックマン失踪関連事件(2000)など、全国で発生した多くの事件捜査に科学的立証の立場から貢献。現在、法律事務所の他、IT企業など複数社にて顧問・技術戦略アドバイザー、官と民による社会の安全と安心の仕組み作りに奔走。医学博士。最高検察庁参与。警察庁捜査支援分析業務検討会議参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)