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選挙との対話

出版社名 青弓社
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-7872-3546-6
4-7872-3546-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 176P 21cm

商品内容

要旨

「あなたにとって選挙とは?」「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、それとも「行っても/行かなくても変わらないもの…?」科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。

目次

第1章 なぜ自民党は強いのか?―政治に不満をもつのに与党に投票する有権者
第2章 選挙制度は日本の政治にどう影響しているのか?―自民党一党優位の背景を説明する
第3章 なぜ野党は勝てないのか?―感情温度や政党間イメージについて
第4章 なぜ女性政治家は少ないのか?―政治とジェンダー、政治家のメディア表象について
第5章 政治家にとって対話とは何か?―杉並区長・岸本聡子インタビュー
第6章 私たちはどうやって投票先を決めているのか?―日本の有権者についてわかっていること、データからわかること
第7章 私たちにとって選挙とは何か?―選挙をめぐる哲学対話

著者紹介

荻上 チキ (オギウエ チキ)  
評論家。メディア論を中心に、政治経済、社会問題、文化現象まで幅広く論じる。ストップいじめ!ナビ代表理事。社会調査支援機構チキラボ所長。ラジオ番組「荻上チキ・Session」(TBSラジオ)メインパーソナリティ。「荻上チキ・Session‐22」で、2015年度ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞、2016年度ギャラクシー賞大賞を受賞
飯田 健 (イイダ タケシ)  
同志社大学法学部政治学科教授。専門は日本とアメリカの有権者の選挙での投票行動・世論
菅原 琢 (スガワラ タク)  
政治学者。専門は政治過程論。選挙と政治についてデータをもとにした分析を世に広く提供し、メディアなどの調査や分析のアドバイザーも務めている。戦後の衆参両院議員の国会での活動履歴や発言を一覧にしたウェブサイト「国会議員白書」を運営
秦 正樹 (ハタ マサキ)  
大阪経済大学情報社会学部准教授。専門は政治心理学・実験政治学。日本における野党政治や陰謀論・フェイクニュースの受容メカニズムについての実証研究をおこなっている
田中 東子 (タナカ トウコ)  
東京大学大学院情報学環教授。専門はメディアテクノロジーと文化、現代フェミニズム理論、カルチュラルスタディーズなど
岸本 聡子 (キシモト サトコ)  
杉並区長、公共政策研究者。大学卒業後、環境NGOを経てヨーロッパに移住。オランダ・アムステルダムを本拠とする政策シンクタンク・トランスナショナル研究所に18年間所属しながら、世界の公共政策の研究や市民運動と自治体のコーディネートをおこなう。2022年6月の杉並区長選で当選(無所属)。杉並区初の女性区長に就任
大村 華子 (オオムラハナコ)  
京都大学大学院法学研究科教授。専門は政治行動論、比較政治学
永井 玲衣 (ナガイ レイ)  
人びとと考えあう場である哲学対話をおこなっている。エッセーの連載のほか、政治や社会についておずおずとでも語り出してみる場「おずおずダイアログ」、せんそうについて表現を通し対話する、写真家・八木咲とのユニット「せんそうってプロジェクト」、Gotch主催のムーブメント「D2O21」などでも活動。第17回「わたくし、つまりNobody賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)