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「対話」の力 五木寛之×栗山英樹

出版社名 NHK出版
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-14-081976-0
4-14-081976-6
税込価格 1,650円
頁数・縦 172P 19cm

商品内容

要旨

「92歳のレジェンド作家」と「球界随一の読書家」による夢の対談!

目次

第1部 「自分自身を発見する」―それが対談の面白さです。(今日は、先生にいろいろなことをお聞きしたいと思ってやってきました。―栗山
栗山さんは、現代の偉大な対話者だなと思って、うらやましいなと感じていました。―五木
野球の世界に、活字に関心があって本を読む人が多いことに気がついてちょっと驚きました。―五木
僕はデータというのを歴史だと思っています。自分が迷ったとき、データを見ながら探している感じです。―栗山
野球の監督をやっていると、いつも、上から指示を出されているような気がするのです。―栗山 ほか)
第2部 対話とは「人を読むこと」―と私は思っています。(いい選手ほど、観客のエネルギーを生かせるというのでしょうか、集中して力が発揮できていると思います。―栗山
選手の相談に乗れるのは、栗山さんご自身が、病気などの問題と戦って、そこを乗り越えてきたからですね。―五木
野球は、個人戦と団体戦の両方の要素を持っているんです。それが日本人に合っていたのかなと思っています。―栗山
野球というのは、自利利他がうまく融和している、そういうゲームだから。―五木
千年の謎というか、人間というのはなかなかね、簡単にはわからないんですよ。―五木 ほか)

出版社・メーカーコメント

「92歳のレジェンド作家」と「球界随一の読書家」による初の対談、ついに実現!五木寛之と栗山英樹−−。本書は、五木氏の「人生のレシピ」シリーズの全10巻完結を記念して出版する特別企画。博識の二人による対談は、「スポーツとビジネス」「野球と読書」「大谷翔平」といった話題から、「自力と他力」「意識と無意識」といった内容まで、多岐に及んだ。なかでも軸となったテーマが「対話」について。監督は選手たちに言葉を伝え、選手たちから話を聞くことが大事な仕事という栗山氏に対し、五木氏は「語りかけて、メッセージを発して、相手からの反応を自分の中で咀嚼する。栗山さんは、現代の偉大な〈対話者〉だと思う」と語る。各界を代表する二人が計4時間かけて語り合った珠玉の一冊。

著者紹介

五木 寛之 (イツキ ヒロユキ)  
1932年、福岡県生まれ。作家。朝鮮半島で幼少期を送り、引き揚げ後、52年に上京して早稲田大学文学部露文科に入学。57年に中退後、編集者、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞など受賞多数。日本芸術院会員
栗山 英樹 (クリヤマ ヒデキ)  
1961年、東京都生まれ。北海道日本ハムファイターズCBO。東京学芸大学を経て、84年にドラフト外でヤクルトスワローズに入団。89年にゴールデングラブ賞を獲得。90年に引退し、解説者、スポーツジャーナリスト、白〓大学教授などを務める。2011年11月に北海道日本ハムファイターズの監督に就任し、監督1年目でリーグ制覇。16年に2度目のリーグ制覇と日本一に輝き、正力松太郎賞を受賞。21年11月に日本ハムファイターズ監督を退任し、12月に野球日本代表監督に就任。23年3月にWBC優勝、5月に日本代表監督を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)