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持続可能な交通まちづくり 欧州の実践に学ぶ

ちくま新書 1824

出版社名 筑摩書房
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-480-07651-9
4-480-07651-4
税込価格 1,012円
頁数・縦 260P 18cm

商品内容

要旨

欧州では、大都市も地方都市も、街の空間を再編し、多様な移動の選択肢を提示することで豊かな生活を実現しつつある。これはEUが提示した「持続可能な都市モビリティ計画(SUMP)」に基づく交通まちづくりの成果といえる。欧州の事例をそのまま日本には適用できなくとも、良いところを学ぶことで活力を取り戻せるはずだ。欧州における最新の取り組みと背後にある考え方、日本の交通政策の歴史的経緯を踏まえつつ、これからの日本に求められる具体的な戦略を提言する。

目次

第1章 モビリティが支える豊かな生活
第2章 オーストリア・フォアアールベルク州の劇的な変化
第3章 フォアアールベルクを変えた「ビジョン・ラインタール」
第4章 持続可能性とはなにか
第5章 モビリティはなぜ重要なのか
第6章 モビリティ計画「SUMP」とは何か
第7章 欧州から何を学ぶことができるのか
第8章 日本の課題と戦略―豊かな未来に向けて

出版社・メーカーコメント

欧州で成功している「持続可能な都市モビリティ計画」に学べば日本も活力を取り戻せるはずだ。交通政策の歴史的経緯を踏まえこれからの具体的な戦略を提言する。

著者紹介

宇都宮 浄人 (ウツノミヤ キヨヒト)  
1960年生まれ。関西大学教授、ウィーン工科大学客員教授(2017年度、2024年度上期)。京都大学経済学部卒業。京都大学博士(経済学)。専門は交通経済学、経済統計。著書に『地域公共交通の統合的政策』(東洋経済新報社、国際交通安全学会賞、日本交通学会賞受賞)、『地域再生の戦略』(ちくま新書、交通図書賞受賞)、『鉄道復権』(新潮選書、交通図書賞受賞)など
柴山 多佳児 (シバヤマ タケル)  
1983年生まれ。ウィーン工科大学上席研究員、芝浦工業大学客員准教授、運輸総合研究所客員研究員。東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻修了。ウィーン工科大学博士(工学)。専門は交通工学、交通計画。2021‐22年のオーストリア政府「モビリティ保障」研究プロジェクトリーダー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)