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大江戸綺譚 時代小説傑作選

ちくま文庫 ほ28−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-480-43980-2
4-480-43980-3
税込価格 880円
頁数・縦 340P 15cm

商品内容

要旨

嫁いだ先のお店の離れに潜む何かの気配。義母から打ち明けられた恐ろしくも切ない秘密とは―(「安達家の鬼」)。豆腐作りに精を出すお由の前に現れ、日々つけ回してくる見知らぬ老爺。しかし男はお由をよく知っているという―(「お柄杓」)。江戸の漆黒の闇を舞台に、名手たちによって浮かび上がるのは人間の悲しい性。名アンソロジストによる選りすぐりの7編。

出版社・メーカーコメント

闇深き江戸の町に現れる、妖しくもおそろしく切ない、鬼、あやかし、怪異−−名アンソロジストが選りすぐった美しき七つの佳品、時代小説傑作選

著者紹介

細谷 正充 (ホソヤ マサミツ)  
1963年埼玉県行田市生まれ。文芸評論家。編著として時代・歴史小説の文庫アンソロジーを多数編んでいる
木内 昇 (キウチ ノボリ)  
1967年東京都生まれ。2004年『新選組幕末の青嵐』でデビュー。09年早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞、11年『漂砂のうたう』で直木賞、14年『櫛挽道守』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞を受賞
木下 昌輝 (キノシタ マサキ)  
1974年奈良県生まれ。2012年「宇喜多の捨て嫁」でオール讀物新人賞を受賞、14年単行本デビュー、15年歴史時代作家クラブ賞新人賞、舟橋聖一文学賞、咲くやこの花賞を受賞
杉本 苑子 (スギモト ソノコ)  
1925年旧東京市生まれ。52年「燐の譜」で『サンデー毎日』大衆文芸賞入選。62年『孤愁の岸』で直木賞を受賞、77年『滝沢馬琴』で吉川英治文学賞、86年『穢土荘厳』で女流文学賞受賞。87年紫綬褒章、2002年菊池寛賞・文化勲章。17年逝去
都筑 道夫 (ツズキ ミチオ)  
1929年東京都生まれ。十代から時代小説・推理小説を発表、その後も評論・SFと幅広く執筆。2001年『推理作家の出来るまで』で日本推理作家協会賞、02年日本ミステリー文学大賞受賞。03年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)