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火の島

ちくま文庫 に21−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-480-43985-7
4-480-43985-4
税込価格 990円
頁数・縦 377P 15cm

商品内容

要旨

昭和40年11月、気象庁の観測所が設置されていた絶海の孤島・鳥島は、巨大地震の危機にさらされていた。無気味な大地の鳴動、鼻をつく異臭。直下型地震の前兆に脅える技術者とリーダーは、死の恐怖と組織の論理に板挟みになっていた―。中編表題作のほかに2短編科学小説を収載。リアリスト新田次郎の眼が冴えるドキュメンタリー小説集。

出版社・メーカーコメント

昭和40年、絶海の孤島・鳥島は大地震の危機に晒されていた。前兆に脅える技術者の心理を描く中編表題作の他2短編科学小説を収載。解説 熊谷達也

著者紹介

新田 次郎 (ニッタ ジロウ)  
1912‐80年。長野県上諏訪生まれ。旧制諏訪中学校、無線電信講習所(現在の電気通信大学)を卒業後、1923年、中央気象台(現気象庁)に入庁。1935年、電機学校(現在の東京電機大学)卒業。富士山気象レーダー(1965年運用開始)の建設責任者を務めたことで知られる。1956年『強力伝』で、第34回直木賞受賞。1974年、『武田信玄』ならびに一連の山岳小説に対して吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)