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コードブレイカー エリザベス・フリードマンと暗号解読の秘められし歴史

出版社名 みすず書房
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-622-09736-5
4-622-09736-2
税込価格 3,960円
頁数・縦 444,34P 20cm

商品内容

要旨

アメリカにおける現代暗号学の礎を築いた女性エリザベス・スミス・フリードマン(1892〜1980)の生涯を描く傑作評伝。夫ウィリアムも米陸軍において日本の外交暗号(通称パープル)の解読を主導した伝説的な暗号解読者として知られる。変わり者の富豪フェイビアンが設立したリバーバンク研究所での奇妙なシェイクスピア研究、ウィリアムとの出会い、禁酒法下で酒密輸をもくろむギャングの摘発協力、第二次世界大戦中の南米ナチ・スパイ網の監視と追跡―書簡や日記、機密解除された史料や関係者インタビューをもとに、知られざる事績を丹念にたどる。FBI長官J・エドガー・フーバー、エニグマ暗号を解読したアラン・チューリング、『007』の生みの親イアン・フレミングらも登場し、陰影を添える。全米公共ラジオ(NPR)年間最優秀書&全米公共放送(PBS)ドキュメンタリー原作。

目次

第1部 リバーバンク 一九一六年から一九二〇年(フェイビアン
信じられないが、それは目の前にあった
ベーコンの幽霊
怖じ気づく者は死んだも同然
脱出計画)
第2部 射撃訓練 一九二一年から一九三八年
第3部 見えない戦争 一九三九年から一九四五年(祖母死す
マジック
親衛隊大尉と無線技師
回路3 N
人形の女
ヒトラーの隠れ家
女性暗号解析者のあれこれ)

著者紹介

ファゴン,ジェイソン (ファゴン,ジェイソン)   Fagone,Jason
アメリカのジャーナリスト。科学、テクノロジー、文化分野を取材する。“サンフランシスコ・クロニクル”紙所属。“ハフポスト・ハイライン”の記者などを経て現職。“コロンビア・ジャーナリズム・レビュー”誌の「注目の若手記者10人」に選出されており、2014‐15年にミシガン大学のナイト・ウォーレス・ジャーナリズム・フェロー。妻、娘とサンフランシスコ在住
小野木 明恵 (オノキ アキエ)  
翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)