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赤ずきん、アラビアンナイトで死体と出会う。

出版社名 双葉社
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-575-24774-9
4-575-24774-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 258P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 赤ずきん、アラビアンナイトで死体と出会う。

    指輪の魔人の放つ「◯◯だず」の口ぐせが耳にこびりついてくる面白さ。衝撃的なシンドバッドの登場など、よくぞここまで奇想天外な話が展開できるものかと、童話とミステリを融合した世界に今作も驚かされるばかり。極上の素材を使って、見たことのない新しいアレンジ料理を作り上げる名シェフのようだ。
    シリーズを重ね、注目度も期待度もあがる一方だが、まだまだ楽しませてくれそう。

    (2024年11月4日)

商品内容

要旨

童話×ミステリ第3弾!またまた事件に巻き込まれた赤ずきん。謎をスッキリ解決!できるのでしょうか?「アラジンと魔法のアリバイ」お母さんが市場で買ったコーヒーを飲んでいた赤ずきん。指輪の魔人に連れられて、あるアラビアの国にやってきました。国の大臣がヤギの乳で殺されたというのですが…。「アリババと首吊り盗賊」空飛ぶ絨毯に乗せられた赤ずきん。森の中で墜落し、アリババに助けてもらいました。アリババはお兄さんを捜しに洞窟に向かい「開け、ゴマ!」と叫びます。そこにあったのは…。「シンドバッドと三つ子の事件」不思議な布で小さくなってしまった赤ずきん。海で出会ったシンドバッドから、アラジンの事件で知り合った大臣の3人の甥が不審な死を遂げたことを聞き、推理を展開しますが…。「アラビアの夜にミステリは尽きず」王妃が話す、赤ずきんの活躍を楽しんでいたペルシャの王様。ですが王様はまだ「赤ずきんの本当の物語」を知らずにいたのです…。

出版社・メーカーコメント

事件の最後に「あなたの犯罪計画は、どうしてそんなに杜撰なの?」の決めセリフが炸裂する大好評「赤ずきんシリーズ」の第3弾が登場! 今作では「アラビアンナイト」の世界で赤ずきんが大活躍します。王妃が王様に語る、「アラジン」「アリババ」「シンドバッド」といった物語の中で起きる殺人事件を、赤ずきんが名推理で解決していきます。空飛ぶ絨毯やランプの魔人といった小道具も盛り込み、これまで未読の方でも楽しめます。

著者紹介

青柳 碧人 (アオヤギ アイト)  
1980年千葉県生まれ。早稲田大学卒業。2009年『浜村渚の計算ノート』で第三回「講談社Birth」小説部門を受賞してデビュー。19年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』は多くの年間ミステリーランキングに入り、本屋大賞にノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)