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江戸川乱歩トリック論集

中公文庫 え24−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-12-207566-5
4-12-207566-1
税込価格 1,430円
頁数・縦 461P 16cm

商品内容

要旨

探偵小説にとってトリックとは何か?戦後、江戸川乱歩は海外作品を渉猟し、独自のトリック研究に没頭した。多くの追随者を生んだ名篇「類別トリック集成」およびその随筆版として自身が編んだ『探偵小説の「謎」』ほか、乱歩のトリック論を精選し、初めて一冊にした文庫オリジナル。巻末に横溝正史との対談を収録。

目次

1 類別トリック集成(犯人(又は被害者)の人間に関するトリック
犯人が現場に出入りした痕跡についてのトリック ほか)
2 探偵小説の「謎」―トリック各論(『探偵小説の「謎」』序―この本のなりたち
奇矯な着想 ほか)
3 トリック各論・補遺(珍らしい毒殺の話
微視的探偵法
自動車と探偵小説)
4 トリック総論(探偵小説のトリック
トリックを超越して―私の読者へ ほか)
資料(探偵小説を語る―対談・横溝正史
トリック分類表―中島河太郎・山村正夫)

出版社・メーカーコメント

探偵小説にとってトリックとは何か? 全推理ファン必読の「類別トリック集成」ほか、乱歩のトリック論を初めて一冊にした文庫オリジナル。〈解説〉新保博久

著者紹介

江戸川 乱歩 (エドガワ ランポ)  
1894年、三重県名張町生まれ。本名・平井太郎。早稲田大学政経学部卒業後、数々の職業を転々。1923年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」を発表し作家デビュー。36年の『怪人二十面相』以降は少年探偵団もので人気を博す。47年、探偵作家クラブ(のち日本推理作家協会)初代会長となり、54年、江戸川乱歩賞を創設。57年より雑誌「宝石」の編集にたずさわる。65年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)