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カタリゴト 帝都宵闇伝奇譚

角川ホラー文庫 し10−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-04-111636-4
4-04-111636-8
税込価格 858円
頁数・縦 322P 15cm

商品内容

要旨

世は大正。華族・堀井三左衛門男爵が何者かに殺された。“華族殺し”を追う探偵・平島はある日、美しい年少浪曲師・湖月と出会う。噂の人攫い“ムカデ伯爵”、堀井邸に現れる“黄金幽霊の首”の謎…次々と難事件に直面する平島。湖月は僅かな手がかりと各地の伝承をもとに奇想天外な物語“カタリゴト”を繰り広げ、さらに道理の縄で括り上げていく―その結末は全くの嘘偽りか、それとも事件の真相か?驚愕連発の怪奇事件簿、開幕!

出版社・メーカーコメント

世は大正。華族である堀井男爵が、何者かに殺された。自称“ハードボイルド”私立探偵・平島元雪は、「華族殺し」の犯人を突き止めるため独自調査を開始する。未亡人となった堀井夫人の愛猫探し、噂の怪人“ムカデ伯爵”と失踪したバスガールの行方、堀井家に現れる“黄金幽霊の首”の謎……無理難題を突きつけられる平島の前に、美しき年少浪曲師・真鶸亭湖月が現れる。湖月は平島から投げかけられる事件の手がかりと、実在の説話・伝承を元に、即興で創り出す奇想天外な物語〈カタリゴト〉を披露していくが−−。その〈謎解き〉は単なる騙りか、はたまた真相への糸口か?帝都を舞台に繰り広げられる大正推理奇譚、ここに開幕。

著者紹介

柴田 勝家 (シバタ カツイエ)  
1987年、東京都生まれ。成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻博士課程前期修了。在学中の2014年、「ニルヤの島」で第2回ハヤカワSFコンテストの大賞を受賞し、デビュー。18年、「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」で第49回星雲賞日本短編部門を受賞。21年、「アメリカン・ブッダ」で第52回星雲賞日本短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)