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ルポ学校がつまらない 公立小学校の崩壊

出版社名 岩波書店
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-00-061670-6
4-00-061670-6
税込価格 2,640円
頁数・縦 205P 19cm

商品内容

要旨

公教育の現場で格差が再生産されている!?小学生の不登校の増加が止まらない。「早く」「もっと」「ダメ」「言ったとおりにしなさい」「我慢しなさい」…「右へ倣え」と型にはめ込む管理型の教育現場では、少しでも「普通」から外れてしまうと「公立に合わない」「普通の学級に合わない」という「烙印」が押される…。教員たちも全く余裕のない理不尽な労働環境のもとで疲弊していく…。大人も子どもも息詰まる、公立小学校の実態を明らかにし、本来あるべき教育の原点を問う。

目次

第1章 規格化される教育現場(“右へ倣え”と同じ絵を描かされる
学校が嫌、先生が怖い ほか)
第2章 はき違えた“教育投資”(教員の主観で内申点が左右され中学受験
“課金地獄”の沼にはまる ほか)
第3章 小学校が消えていく(沈没寸前の“タイタニック校”
小中一貫校化の弊害 ほか)
第4章 あるべき小学校を取り戻すために(改めて問う教員の労働環境
教室にもう一人の大人を ほか)
終章 子どもが子どもらしくあるために(仕事モード、親モード
子どもにも人権がある ほか)

出版社・メーカーコメント

小学生の不登校の数が増え続けている。型にはめ込む管理型の教育現場では、少しでも「普通」から外れると「公立に合わない」「普通の学級に合わない」と「烙印」が押される・・・。教員たちも過酷な労働環境のもとで疲弊していく・・・。格差の再生産のような全国の公立小学校の実態を明らかにし、あるべき教育の原点を問う。

著者紹介

小林 美希 (コバヤシ ミキ)  
1975年茨城県生まれ。水戸第一高校、神戸大学法学部卒業後、株式新聞社、毎日新聞社『エコノミスト』編集部記者を経て、2007年よりフリーに。就職氷河期世代の雇用、結婚、出産・育児と就業継続などの問題を中心に活躍。2013年、「「子供を産ませない社会」の構造とマタニテイハラスメントに関する一連の報道」で貧困ジャーナリズム賞受賞。著書『ルポ 正社員になりたい』(影書房、2007年日本労働ペンクラブ賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)