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摂関政治 古代の終焉か、中世の開幕か

シリーズ古代史をひらく2

出版社名 岩波書店
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-00-028640-4
4-00-028640-4
税込価格 3,080円
頁数・縦 357P 19cm

商品内容

要旨

“道長の世”とイメージされる摂関政治は、「改修された古代政治の到達点」か、はたまた「中世的ネットワーク政治の出発点」か?キサキや女房、受領、文人、また同時代の高麗史も視野に、古記録に加えて王朝文学なども活用しつつ、最前線の議論をわかりやすく提示。歴史を考える面白さが詰まった、今後の研究の礎となる一冊。

目次

“摂関政治”を考える
古代政治としての摂関政治
中世政治としての摂関政治
「后」たちと女房文学
受領の支配と奉仕
高麗前期の統治体制の変容と対外関係
“個別テーマをひらく”内裏という政治空間―内侍所を中心に
“個別テーマをひらく”文人たちの生存戦略
座談会 摂関期は古代か中世か(吉川真司、大津透、告井幸男、山本淳子、小原嘉記、豊島悠果、川尻秋生)

著者紹介

吉村 武彦 (ヨシムラ タケヒコ)  
1945年生。明治大学名誉教授。日本古代史
吉川 真司 (ヨシカワ シンジ)  
1960年生。京都大学名誉教授。日本古代史
川尻 秋生 (カワジリ アキオ)  
1961年生。早稲田大学教授。日本古代史
大津 透 (オオツ トオル)  
1960年生。東京大学教授。日本古代史
告井 幸男 (ツゲイ ユキオ)  
1967年生。京都女子大学教授。日本古代史
山本 淳子 (ヤマモト ジュンコ)  
1960年生。京都先端科学大学教授。平安文学
小原 嘉記 (コハラ ヨシキ)  
1977年生。京都女子大学准教授。日本中世史
豊島 悠果 (トヨシマ ユカ)  
1979年生。神田外語大学教授。朝鮮中世史
岸 泰子 (キシ ヤスコ)  
1975年生。京都府立大学教授。日本都市・建築史
鈴木 蒼 (スズキ ソウ)  
1992年生。宮内庁書陵部。日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)