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スマートシティはなぜ失敗するのか 都市の人類学

ハヤカワ新書 034

出版社名 早川書房
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-15-340034-4
4-15-340034-3
税込価格 1,386円
頁数・縦 251P 18cm

商品内容

要旨

AIやIoT、データ分析を活用し都市機能の効率化・高度化をはかるという触れ込みの「スマートシティ」構想。その陥穽を、デジタル先進地アメリカの人類学者が指摘する。都市はコンピューターではない―公共の知を担う図書館、医療の現場や都市インフラを支えるケアや修繕、そして木々や自然など、IT化の中で見落とされがちなものにこそ「都市の知性」は宿るのだ。都市という「ツリー」への「接ぎ木」として街の歴史やつながりをとらえなおすことで、都市論に新たな地平を拓く一冊。

目次

序章 都市とツリーとアルゴリズム
第1章 都市のコンソール
第2章 都市はコンピューターではない
第3章 公共の知
第4章 メンテナンス作法
終章 プラットフォームと接ぎ木と樹上の知性

出版社・メーカーコメント

都市はコンピュータではない。AIやIoT、データ分析による効率化からこぼれ落ちるものにこそ、人が交わる公共空間としての都市の本質があるのだ。アメリカの人類学者が示す、まちづくり、そして図書館などのコモンズ(共有空間)をめぐる新たなビジョン。

著者紹介

マターン,シャノン (マターン,シャノン)   Mattern,Shannon
1976年生まれ。ニューヨーク大学博士課程修了(文化・コミュニケーション学)。ニュースクール大学教授(人類学・メディア研究)などを経て、現在はペンシルベニア大学学長特命教授(メディア研究・美術史)。専門分野はメディア・アーキテクチャー、情報インフラストラクチャー、都市技術など。ニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)