哲学者たちのワンダーランド デカルト・スピノザ・ホッブズ・ライプニッツ
改版
NHKブックス 1291
出版社名 | NHK出版 |
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出版年月 | 2024年10月 |
ISBNコード |
978-4-14-091291-1
(4-14-091291-X) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 283P 19cm |
シリーズ名 | 哲学者たちのワンダーランド |
商品内容
要旨 |
刺激的な「近世合理哲学」入門!十七世紀、科学の勃興と共に哲学は「注釈」であることをやめ、それぞれ単独で展開される「プロジェクト」となった―。本書は、従来「心身二元論」「汎神論」「社会契約論」「モナド論」などの学説とともに紹介されてきた四人のビッグネームを、一貫した視点でまとめあげた画期的な哲学書の復刊である。彼らの哲学の根底に不気味な「無限」が横たわっていると見て、「偶然/必然」「可能/不可能」という「様相」で四人を特徴づけ、ラディカルな思考の筋道を親しみやすい語り口で明らかにする。新たに著作索引を付した、魅惑的な「理性の哲学」への招待! |
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目次 |
世界の底が抜けたとき |
出版社・メーカーコメント
一匹狼たちの、自由きわまりないラディカルな思考!■なぜ十七世紀か「……申し訳ないが、十七世紀は私のお気に入りなのである。とりわけ、デカルト、スピノザ、ホッブズ、ライプニッツ。これだけスケールの大きい哲学者がどっと輩出する時代というのはそうざらにはない。あの時代、哲学は今よりずいぶん無頼であったような気がする。今あげたビッグネームのうち、だれひとり大学教授はいない。デカルトはオランダ中を引っ越しし回り、スピノザはユダヤ教団から破門されて天涯孤独。ホッブズは亡命先パリから本国の革命の行く末をうかがい、ライプニッツはヨーロッパのあちこちを飛び回って席が暖まることもない。彼らはみな多かれ少なかれガリレオの近代科学にコミットし、神学部からにらまれ、知的世界でさながら一匹狼のように生きた。こういう荒々しいというか、野方図というか、そういうところに彼らの哲学の魅力がある。」(本文より)