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PATRIOT プーチンを追い詰めた男最後の手記

出版社名 講談社
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-06-538020-8
4-06-538020-0
税込価格 3,300円
頁数・縦 538P 図版16P 19cm

商品内容

要旨

毒殺未遂直後から獄中死直前まで綴られた闘いの記録。腐った国家の罪と嘘を暴く。

目次

1 NEAR DEATH 死の淵―2020年航空機内での毒殺未遂事件からドイツ療養まで
2 FORMATION 原体験―軍の町で育った青年が政治に目覚め政治に失望するまで
3 WORK 目覚め―無神論者が父になり、プーチン体制の罪と嘘を暴くまで
4 PRISON 獄中記―2021年帰国直後の逮捕から2024年殺害まで

出版社・メーカーコメント

世界同時緊急出版!彼は暴き、告発し、闘い、愛し、最後まであきらめなかった。「プーチンが最も恐れる男」と評された、ロシア反体制派リーダーにして人権活動家のアレクセイ・ナワリヌイによる渾身の自伝。2020年、飛行機内での毒殺未遂という大事件の直後から執筆が開始された半生記と、政治犯として収監されてなお、死の直前まで綴られた獄中記で構成。プーチン独裁政権に挑むナワリヌイの、ページをめくる手が止まらないスリリングな「闘いの履歴」である。チェルノブイリ原発やアフガン侵攻を間近に見た少年期、ソ連崩壊と新生ロシアに失望した青年期、ロシア上層部の汚職とのウクライナ侵攻を敢然と告発する壮年期までが描かれる「歴史の証言」でもある。そして何より、情熱、ユーモア、勇気をもって、真摯かつストレートに綴られた「ナワリヌイから世界への最後の手紙」である。地球上で最も残酷な刑務所で過ごしながら、時に囚人と友情をはぐくみ、SNSでメッセージを発信し、極限下でもささやかな楽しみを見つけ出し、トルストイに共感し、妻と子供たちへの愛を温め続けた「人間の底力」の実話だ。「この本は、アレクセイの生涯の証であるだけでなく、独裁政権との闘いへの、彼の揺るぎない決意の証です。この闘いのために、彼は人生も命も捧げました。この本を通して読者のみなさんは、私が心から愛した男を知ることになるでしょう。私の夫は、限りない誠実さと不屈の勇気をもつ男です。アレクセイの物語を共有することは、彼を称えるだけでなく、みなさんが正義のために立ち上がり、本当に大切な価値観を見失わないようにする力となるはずです」ユリア・ナヴァルナヤ

著者紹介

ナワリヌイ,アレクセイ (ナワリヌイ,アレクセイ)   Navalny,Alexei
1976年、ロシア・モスクワ州生まれ。「プーチンが最も恐れた男」として知られる。「主権は国民にある」と訴え続け、世界的評価を得たロシアの反体制派リーダー、人権活動家、政治活動家。2011年のロシア下院選挙における不正疑惑に抗議、選挙のやり直しを求め、モスクワで大規模なプーチン抗議集会を行い、一躍注目を集める。「反汚職基金」を立ち上げ、SNSを駆使して不正選挙の実態、政権中枢幹部および国営企業の腐敗と富の独占を告発し、国内外で大反響を呼ぶ。国際的評価も高く、「サハロフ賞」、人権と民主主義のためのジュネーブ・サミット「勇気賞」(ともに2021年)、「ドロスデン平和賞」(2024年)など、多くの賞を得ている。2024年に死亡
斎藤 栄一郎 (サイトウ エイイチロウ)  
翻訳家・ジャーナリスト。山梨県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業
星 薫子 (ホシ ニホコ)  
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒業。通信社勤務、雑誌編集、コピーライティングを経て、翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)