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宗教の日本史

扶桑社新書 512

出版社名 扶桑社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-594-09770-7
4-594-09770-7
税込価格 990円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

廃仏毀釈は明治政府の命令ではなかった!?徳川家康はキリスト教と豊臣家の団結を恐れた?日本独自のグレーな宗教観が歴史を変えた!

目次

日本人は神を信じてきたのか
仏教が根付いたのは「多神教」だったから
多才な空海と孤高の最澄
「民衆の救済」がなかった平安仏教
鎌倉新仏教は庶民をスポンサーに
武士に好まれた禅宗の魅力
なぜ一向宗は織田信長の脅威だったのか
豊臣秀吉がキリスト教に危機感を覚えた真の理由
徳川家康はキリスト教と豊臣家の団結を恐れた?
廃仏毀釈は明治政府の命令ではなかった
神道は本当に宗教ではないのか
日本における「本当の信仰」とは?

出版社・メーカーコメント

歴史を振り返ると、日本人が抱くこうした”宗教的グレー”な感性が随所に垣間見られます。その一例が、奈良の東大寺にある「手向山八幡宮」と呼ばれる神社の存在です。なぜ仏教寺院に八幡様を祀る神社があるのか。それは、聖武天皇が東大寺の大仏造立のために全国に協力を募った際、大分県の神社・宇佐八幡宮が積極的に協力したという背景があるからです。おもしろいことに、手向山八幡宮のご神体は、僧侶の形をした八幡様です。これほど神仏が混在する宗教観を受け入れる国は、世界広しといえどそう多くはないはず。本書では、そんな日本独自の”グレー”な宗教観についてご紹介していきます。(本書「はじめに」)●戦国時代にキリスト教の宣教師たちが  日本に来たのは殉教を望んでいたから●神託を変えることで  朝廷の信頼を勝ち得た宇佐八幡宮●日本の新宗教に日蓮に  関連しているものが多いワケ●伊勢神宮のお伊勢参りを支えた遊郭【目次】第1章 日本人は神を信じてきたのか第2章 仏教が根付いたのは「多神教」だったから第3章 多才な空海と孤高の最澄第4章 「民衆の救済」がなかった平安仏教第5章 鎌倉新仏教は庶民をスポンサーに第6章 武士に好まれた禅宗の魅力第7章 なぜ一向宗は織田信長の脅威だったのか第8章 豊臣秀吉がキリスト教に危機感を覚えた真の理由第9章 徳川家康はキリスト教と豊臣家の団結を恐れた?第10章 廃仏毀釈は明治政府の命令ではなかった第11章 神道は本当に宗教ではないのか第12章 日本における「本当の信仰」とは?

著者紹介

本郷 和人 (ホンゴウ カズト)  
1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。専門は、日本中世政治史、古文書学。『大日本史料 第五編』の編纂を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)