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最終列車

講談社文庫 は91−3

出版社名 講談社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-06-537056-8
4-06-537056-6
税込価格 902円
頁数・縦 363P 15cm

商品内容

要旨

平成の時代から令和の現在に至り、鉄道という交通手段の本質はいかに変質したのか。新幹線が増え、ローカル線が衰退する。豪華列車が登場し、地方で廃線が増える。そして、コロナ禍が人間どうしの距離を引き離し、鉄道の公共性は失われてゆく。日本近現代史における「鉄道」の意味を問う愛惜の鉄道文化論。

目次

菊と鉄道
駅と西武と
鉄路の空間政治学
年々歳々
列車はなにを運ぶのか?
鉄道と私
コロナと鉄道

出版社・メーカーコメント

日本政治思想史の研究者による「ポストコロナ時代の鉄道」の考察。鉄道好き「鉄学者」が憂う、今ここにある「鉄道の危機」とは何か?

著者紹介

原 武史 (ハラ タケシ)  
1962年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学大学院博士課程中退。明治学院大学、放送大学教授を経て、明治学院大学名誉教授、放送大学客員教授。専門は日本政治思想史。『「民都」大阪対「帝都」東京』(講談社)でサントリー学芸賞、『大正天皇』(朝日新聞出版)で毎日出版文化賞、『滝山コミューン一九七四』(講談社)で講談社ノンフィクション賞、『昭和天皇』(岩波書店)で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)