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国際政治史 主権国家体系のあゆみ

新版

有斐閣ストゥディア

出版社名 有斐閣
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-641-15126-0
4-641-15126-1
税込価格 2,530円
頁数・縦 350P 22cm
シリーズ名 国際政治史

商品内容

要旨

現在の国際社会は、どのようにして成り立ってきたのでしょうか。本書は、宗教改革から現在に至るまでの国際政治の大きな流れを、「主権国家体系」に着目して、たどっていきます。17世紀のヨーロッパで誕生した主権国家が、その後、世界中に広がり、そしてそれが変容していくさまを、丁寧に描き出していきます。好評テキストの最新版。初版刊行(2017年)以降の国際政治の動きをまとめた「補章」を追加。宗教改革から現在までをこの一冊で。

目次

なぜ国際政治史を学ぶのか
第1部 主権国家体系の誕生と展開(近代主権国家体系の生成―主体としての主権国家とゲームのルール
勢力均衡とナショナリズム―ウィーン体制からビスマルク体制まで
帝国主義の時代―アフリカ分裂とビスマルク体制の崩壊)
第2部 2度の世界大戦(第一次世界大戦の衝撃―総力戦と近代国家の変容
第一次世界大戦後の国際秩序―ヴェルサイユ体制
国際秩序の崩壊―1930年代の危機と第二次世界大戦)
第3部 冷戦(冷戦の起源と分断体制の形成―ヨーロッパと東アジア
グローバル化する冷戦―脱植民地化の影響と危機の時代
冷戦体制の変容―デタントと揺らぐ同盟関係
冷戦終結への道―「新冷戦」からドイツ再統一へ)
第4部 主権国家体系を超えて(湾岸戦争とソ連解体―歴史の終わりか、文明の衝突か
EUの誕生と深化・拡大―超国家的統合の試み
冷戦後の地域紛争・民族紛争―噴出したナショナリズム
新興国の台頭―中国・インドの大国化と復権をめざすロシア
覇権の衰退―極なき世界をどう生きるか)
補 国際情勢のさらなる悪化の中で―民主主義の後退と紛争のグローバル化

出版社・メーカーコメント

宗教改革(1517年)から現代に至る約500年の国際政治の流れを描いた好評テキストの新版化。研究の進展をふまえて全体をアップデートし 初版刊行後の国際政治の動きをまとめた「補章」を追加している。

著者紹介

小川 浩之 (オガワ ヒロユキ)  
1972年、三重県に生まれる。現在、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻教授。専門は、現代イギリス政治外交史、国際政治史
板橋 拓己 (イタバシ タクミ)  
1978年、栃木県に生まれる。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授。専門は、国際政治史、ヨーロッパ政治史
青野 利彦 (アオノ トシヒコ)  
1973年、広島県に生まれる。現在、一橋大学大学院法学研究科教授。専門は、アメリカ政治外交史、冷戦史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)