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母を葬る

新潮新書 1064

出版社名 新潮社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-10-611064-1
4-10-611064-4
税込価格 968円
頁数・縦 206P 18cm

商品内容

要旨

「母の母性が私を平凡から遠ざけ、母の信条を大胆に裏切る土台が出来上がってしまった」(秋吉)。「30年以上、一度の母の夢を見たことがない」(下重)。過剰とも思える愛情を注がれて育ったものの、理想の娘にはなれなかった…看取ってから年月が過ぎても未だ「母を葬る」ことができないのはなぜなのか。“家族という名の呪縛”に囚われたすべての人に贈る、女優・秋吉久美子と作家・下重暁子による特別対談。

目次

序章 母を葬る(黄昏時に旅立ちたい
娘二人じゃだめなの?)
第1章 青春って見当違い(アナウンサーなんて大嫌い
ジャンケンで負けてNHKへ ほか)
第2章 家庭内キャリアウーマン(二人のマサコさん
娘に託した夢 ほか)
第3章 落魄の人(たった一人の反乱
三度目の迎合 ほか)
第4章 人生はひらり、ひらりと(受け容れる力
欠かさなかった電話 ほか)

出版社・メーカーコメント

米寿/古希を迎えたお二人は「亡き母」についてずっと複雑な感情を抱き続けている。共通する想いは、「理想の娘にはなれなかった」こと−−。良妻賢母の鑑のような母親の愛に応えることができたのか? 芸能の世界に生きたことで、母の期待を裏切ってしまったと感じている二人。自らも歳を重ねるなかで、その「重荷」から解放される日は訪れるのか。B面昭和史的な側面もある1冊。

著者紹介

秋吉 久美子 (アキヨシ クミコ)  
1954年生まれ。72年、映画『旅の重さ』でデビュー後、『赤ちょうちん』『異人たちとの夏』『深い河』など出演作多数。早稲田大学政治経済学術院公共経営研究科修了
下重 暁子 (シモジュウ アキコ)  
1936年生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、NHKにアナウンサーとして入局。民放キャスターを経て文筆業に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)