• 本

さよならの向う側’90s The times and music with you

出版社名 マイクロマガジン社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-86716-662-8
4-86716-662-6
税込価格 1,540円
頁数・縦 205P 20cm

NetGalley 会員レビュー

教育関係者

おすすめ度おすすめ度★5

少し前の90年代……ああ、そうだった。こんなものがあった。あの時代の空気につつまれながら、出てくる人たちの人生を見せてもらった。大変なことばかりで泣きたい日も少なくないけれど、人生って悪いことばかりじゃないんだな……と思わせてくれるお話だった。

レビュアー

おすすめ度おすすめ度★5

生きていれば様々な人と縁があるのに、人生との別れが突然やってきてしまったとしたら、どんな人生を送ってきた人でも何かしら心残りがあるはず。もう何も思い残すことはない! と思った人でも「さよならの向う側」を訪れてしまったら、きっと最後にもう一度、思い出や大切な人に会いたくなってしまうはず。ちょっと難しいルールのせいでもどかしさを感じても、案内人さんの機転のおかげで、かえって本当に会いたい人へ想いが強く伝わり、そして相手の気持ちも救われていく。亡くなってしまった人も生きている人も救われる最高の最後の再会。このシリーズを読むといつも少しさみしくなるけれど、同時に心がとてもあたたかくなります。

教育関係者

おすすめ度おすすめ度★5

死後に与えられた、現世に戻れる24時間。限りある最期の時間を、今を生きる大切な人を想い捧げる。90年代を舞台に帰ってきた、心揺さぶる人の繋がりを描いた人気作品の新シリーズ。時代と案内人は変わるが、設定は変わらず。時間の他は一つしかない制約だが、これが相変わらず難しい。会いたいけど会う事が出来ない相手へ、自分たちだけの特別な言葉を届ける。そのアイデアに時代が色濃く出ていて面白かった。不器用な時代に不器用な心がリンクしている感じも、今からすると新鮮。この世代の人たちにはまた違った見え方がするのかと思うと、ちょっと羨ましくもある。

上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ)

NetGalleyとは、本を応援するWEBサイトです。
・サイト上には、出版社が発売前の本のゲラやイチオシ既刊本を掲載しています。
・読んでみたい作品にリクエストを送り、出版社に承認されること、読むことができます。
・読んだ作品にレビューやコメントを書くことで、出版社へ直接メッセージを届けることができます。
詳しくはこちら ※e-honとは別サイトに移動します

商品内容

要旨

人は亡くなった時、最後に一日だけ現世に戻って会いたい人に会える時間が与えられる。ただし、その中で会えるのは、あなたが死んだことをまだ知らない人だけ―。電話ボックス、カセットウォークマン、スーパーファミコン、2000年問題…。90年代の世相を背景に、新しい案内人が導く最後の再会とは!?

出版社・メーカーコメント

2022年9月に上川隆也主演でTVドラマ化された絶対号泣小説の最新作。舞台は90年代。新しい案内人が導く最後の再会とは!?

著者紹介

清水 晴木 (シミズ ハルキ)  
千葉県出身。2011年、函館イルミナシオン映画祭第15回シナリオ大賞で最終選考に残る。2015年、『海の見える花屋フルールの事件記―秋山瑠璃は恋をしない』(TO文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)