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面白くて刺激的な論文のためのリサーチ・クエスチョンの作り方と育て方 論文刊行ゲームを超えて

第2版

出版社名 白桃書房
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-561-26796-6
4-561-26796-4
税込価格 3,000円
頁数・縦 329P 21cm
シリーズ名 面白くて刺激的な論文のためのリサーチ・クエスチョンの作り方と育て方

商品内容

要旨

退屈でつまらない論文を書かざるを得なかった研究者・院生の間で大反響!内容を一層充実させた第2版!!ひたすらリサーチ・ギャップを埋めることに固執してきた学界の通念を根底から覆し、挑戦的研究からうまれる独創的で、真に「インパクト」のある論文の執筆方法を明らかにする。

目次

第1章 リサーチ・クエスチョン―面白い理論を構築していく上での本質的な条件
第2章 リサーチ・クエスチョンの構築と定式化の作業を取り巻く文脈
第3章 ギャップ・スポッティング―リサーチ・クエスチョンを構築する際に一般的に採用されている方法
第4章 ギャップ・スポッティング方式の研究に関する批判的検討―果たして面白い理論につながるアプローチなのだろうか?
第5章 問題化―リサーチ・クエスチョンを作成するための方法
第6章 問題化の方法論を実際に適用してみる
第7章 なぜ、面白い理論の構築にとって逆効果でしかないギャップ・スポッティング的アプローチが支配的になっているのか?
第8章 面白いリサーチ・クエスチョンを構築する―問題化、そして問題化を越えて

著者紹介

アルヴェッソン,マッツ (アルヴェッソン,マッツ)   Alvesson,Mats
英国バース大学の組織論教授。スウェーデンのルンド大学、ストックホルム経済大学、ロンドン大学シティ校の客員教授。研究テーマは、批判理論、権力、知識集約型専門サービス組織のマネジメント、リーダーシップ、アイデンティティ、組織イメージ、組織文化とシンボリズム、質的方法、科学哲学など。英国アカデミーのフェローであり、2023年にラージク・カレッジ・フォー・アドバンス・スタディーズ(ハンガリーの単科大学)のハーバート・サイモン賞を受賞。ミュンヘン工科大学高等研究所ハンス・フィッシャー上級研究員(任期:2023年〜2026年)
サンドバーグ,ヨルゲン (サンドバーグ,ヨルゲン)   Sandberg,J¨orgen
豪州クイーンズランド大学(UQ)ビジネススクール名誉教授。英国ウォーリック・ビジネススクールと豪州マキリー大学の栄誉教授であり、スウェーデンのルンド大学客員教授。組織における能力と学習、実践、プロセス、センスメイキング理論、理論開発、科学哲学、研究方法論の分野で幅広く研究・出版。Academy of Management Review,Journal of Organizational Behavior,Organization Studiesの編集委員を務めるほか、国際会議体としてのPhiloso−phy and Organization Studies(PHILOS)の共同創設者兼共同主催者でもある
佐藤 郁哉 (サトウ イクヤ)  
同志社大学商学部教授・一橋大学名誉教授。1955年、宮城県生まれ。77年、東京大学文学部卒業。84年、東北大学大学院博士課程中退。86年、シカゴ大学大学院修了(Ph.D.)。一橋大学大学院商学研究科教授、プリンストン大学客員研究員、オックスフォード大学客員研究員などを経て2016年より現職。専門は経営組織論・社会調査方法論。主な著作に、『暴走族のエスノグラフィー』(新曜社、国際交通安全学会賞)、Kamikaze Biker(University of Chicago Press)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)