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暗黒公使

春陽文庫 ゆ22−1 探偵小説篇

出版社名 春陽堂書店
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-394-98012-4
4-394-98012-7
税込価格 1,320円
頁数・縦 485P 15cm

商品内容

要旨

大正九年のある日、警視庁で鬼課長と言われた狭山九郎太の元を、蝋人形のように真っ白な美少年・呉井嬢次が訪れた。ニューヨークからやって来た呉井は、狭山の助手希望で、以前はバード・ストーン曲馬団に属していたという。だが、その曲馬団は、帝都を震撼させた「暗黒公使事件」に関わっていたのである…。四方田犬彦氏講演録「よみがえる夢野久作」から「『暗黒公使』の世界」の章を再録。

著者紹介

夢野 久作 (ユメノ キュウサク)  
1889(明治22)〜1936(昭和11)年。本名・杉山泰道。福岡県生まれ。慶應義塾大学予科文学科中退。父は国士として知られた杉山茂丸。家業の農園経営、「九州日報」記者などを経て、1926(大正15)年、「あやかしの鼓」で探偵作家としてデビュー。夢野久作は福岡の方言で「夢ばかり見ている人」の意(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)