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メディア論集成

出版社名 人文書院
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-409-24113-4
4-409-24113-3
税込価格 4,180円
頁数・縦 438P 19cm

商品内容

要旨

メディアによって身体と社会はいかに変容するのか。その問いを、機械的技術のみならず、文字や声にまでさかのぼり原理的に思考した、大澤社会学の根幹をなす代表作。関連文書を大幅増補した決定版。

目次

第1部(『電子メディア論』)(電話するボブの二つの信念
電話の快楽
メッセージとマッサージ
文字の文化
聞こえない声
マス・コミュニケーションの儀式
マスコミへの理由なき従属
超パノプティコンの機能
権力の変容
オタク論)
第2部(増補)(電子メディアの共同体
電子メディアと公共空間
インターネットのユーザーはなぜ食中毒事件に関心を示したのか
もう一つの「ハイデガー、ハバーマス、ケータイ」―ジョージ・マイアソン『ハイデガーとハバーマスと携帯電話』解説
メディアの再身体化と公的な知の不在
対談 メディア(論)とリアリティの現在(大澤真幸×桂英史)
ソーシャル・メディアは、ほんとうにソーシャルか?―公共性の残余をめぐる考察)

著者紹介

大澤 真幸 (オオサワ マサチ)  
1958年長野県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。思想誌『THINKING「O」』(左右社)主宰。2007年『ナショナリズムの由来』(講談社)で毎日出版文化賞、2015年『自由という牢獄』(岩波現代文庫)で河合隼雄学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)