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シンボルエコノミー 日本経済を侵食する幻想

祥伝社新書 706

出版社名 祥伝社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-396-11706-1
4-396-11706-X
税込価格 1,100円
頁数・縦 298P 18cm

商品内容

要旨

G7で、日本だけが経済成長していないとされるが、本当に正しいのか。また、なぜそうなるのか。ベストセラー『資本主義の終焉と歴史の危機』で、長期にわたるゼロ金利を、資本を投下しても利潤が出ない資本主義の「死」と看破した著者。本書では、シンボルエコノミーがリアルエコノミーを凌駕し、中世化する21世紀世界を読み解いていく。古びた理論にしがみつく日本政府や日銀、経営者を批判し、経済成長率の“まやかし”を明らかにする。世界に先駆けて「定常状態」に移行する日本経済はどこに向かうのか、われわれはいかなる選択をすべきか。その答えがここに!

目次

第1章 幻想のインフレ時代(「大いなる安定」は終わったか
コアインフレ率を見ると… ほか)
第2章 経済成長という病(経済学の危機
日本の1人当たりGDPの低下 ほか)
第3章 リアルエコノミーvs.シンボルエコノミー(日本の「例外」
「失われた30年」の嘘 ほか)
第4章 中心の喪失(近代の終焉
円とユーロは何が違うのか ほか)
第5章 作られたバブルと、ビリオネアの増殖(退化する世界
日米リレー式バブル ほか)

著者紹介

水野 和夫 (ミズノ カズオ)  
経済学者。1953年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程修了。博士(経済学)。三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミスト、内閣府大臣官房審議官(経済財政分析担当)、内閣官房内閣審議官(国家戦略室)、法政大学法学部教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)