• 本

4321

出版社名 新潮社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-10-521722-8
4-10-521722-4
税込価格 7,150円
頁数・縦 796P 22cm

商品内容

要旨

1947年3月3日、ニュージャージー州ニューアークで家具・電化製品店を営む父スタンリーと、写真家のもとで働く母ローズとの間に、アーチボルド・ファーガソンは生まれた。ドジャースLA移転、ケネディ暗殺、ベトナム反戦運動。50〜70年代アメリカの歴史的事件とともに、本や映画、スポーツやセックスなどに対する青春の情熱を、少年が大人へと成長してゆく姿を、ポール・オースターは驚くべき仕掛けに満ちた四重奏スタイルで描き出す。現代アメリカ文学を代表する作家による記念碑的超大作。

出版社・メーカーコメント

少年は何度も何度も成長し、少しずつ異なった4通りの人生をたどる。もし、あの学校に入らなかったら、あの火事がなかったら、父親が事業に成功したら……。ファーガソン少年は小説の冒頭で4つのヴァージョンに分岐し、それぞれの人生を歩む。ドジャースLA移転、ケネディ暗殺、ベトナム反戦運動。50〜70年代のアメリカを生きる若者の姿を並行世界的に描いた、ポール・オースターの作家人生の総決算となる大長篇。

著者紹介

オースター,ポール (オースター,ポール)   Auster,Paul
1947年、ニュージャージー州ニューアーク生まれ。コロンビア大学で英文学と比較文学を専攻、大学院中退後にフランスに渡る。詩、評論、翻訳等を手がけたあと、1985年から1986年にかけての「ニューヨーク三部作」(『ガラスの街』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』)で小説家として世界的に注目を集める。以後、現代アメリカ文学を代表する作家として活躍。2024年死去
柴田 元幸 (シバタ モトユキ)  
1954年、東京生まれ。米文学者・東京大学名誉教授。翻訳家。文芸誌「MONKEY」編集長。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。翻訳の業績により、早稲田大学坪内逍遥大賞受賞。現代アメリカ文学を中心に訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)