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ファイナンスをめぐる冒険 組織のパーパスに適した資金調達はどうすればできるのか

出版社名 英治出版
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-86276-339-6
4-86276-339-1
税込価格 2,970円
頁数・縦 373P 21cm

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要旨

起業時、あるいは未上場/非上場企業にとって資金調達といえば「エクイティ(ベンチャーキャピタルなどによる投資)」か「デット(銀行融資)」の二択、それに助成金の活用が加えられるくらいが一般的だろう。だがここにきて、パーパスや長期的な社会的インパクトを踏まえたものなど、多種多様なファイナンス手法が登場してきている。
本書では、インパクト投資の研究者・実践家である著者が、世界中の多彩な資金調達方法を、事例とともに解説。従来のベンチャーキャピタル(VC)や銀行融資に向かない多くの企業や非営利組織にとって、どのような資金調達の可能性があるかを探っている。ダイジェストでは、エクイティとデットを併用するストラクチャードイグジット契約をピックアップし、その一形態であるコンバーティブル・レベニュー・ベースド・ファイナンス(コンバーティブルRBF)に当たる「ディマンド配当契約」、「レベニュー・ベースド・ファイナンス(RBF)」を事例とともに取り上げた。
著者はオックスフォード大学サイード・ビジネススクール講師、Skoll Centre for Social EntrepreneurshipのEntrepreneur in Residence。ケープタウン大学ビジネススクールの非常勤講師、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス客員研究員。女性エンジェル投資家グループ「Dazzle Angels」の創設メンバーでもある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年1月29日]

商品内容

要旨

レベニュー・ベースド・ファイナンス(RBF)/コンバーティブル・デット契約/償還可能株式/返済免除条件付融資/転換権付助成金…。ベンチャーキャピタルや銀行融資だけじゃない!世界の多彩な資金調達の旅をたどり、新たな選択肢を見つけよう。

目次

1 エクイティとデット―資本金と借入、どちらがいいの?
2 リスク資本を創業者のニーズに合わせて設計する
3 助成金でイノベーションを起こす
4 資金調達をインパクトにリンクさせたい場合はどうする?
5 資金調達プロセスをまるごと再設計する
6 旅のプランを立てる

出版社・メーカーコメント

ベンチャーキャピタルや銀行融資だけじゃない!世界の多彩な資金調達方法を事例とともに探索し、組織のパーパスや将来を犠牲にしない選択肢を見つけよう。「大きな社会的インパクトが期待できるのに、実績が足りなくて融資を断られてしまう」「投資家が求める10倍成長は、自分たちのパーパスに沿った考え方じゃない」「事業拡大のために資金は必要。でも、ミッションに忠実であり続けるためには外部の株主に経営権を制約されたくない」「ある組織の社会的ミッションや事業に共感して投資したい。でも既存の助成金の条件には当てはまらない」こうした資金調達にまつわる課題を乗り越えるべく、世界では驚くほど多彩な手法が編み出されている。従来のベンチャーキャピタルや銀行融資が合わない99%の企業や非営利組織にとって、どのような資金調達の可能性があるのか。インパクト投資の研究者・実践家である著者が、世界中の事例を用いて解説した一冊。

著者紹介

パワー,オーニー・パットン (パワー,オーニーパットン)   Power,Aunnie Patton
金融・インパクト投資に関する研究者・実践家。オックスフォード大学サイード・ビジネススクール講師、Skoll Centre for Social EntrepreneurshipのEntrepreneur in Residence。ケープタウン大学ビジネススクールの非常勤講師、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス客員研究員。女性エンジェル投資家グループ「Dazzle Angels」の創設メンバーでもある。2010年にバンガロールのユニタス・キャピタルでインパクト投資のキャリアをスタートさせ、以来、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北米の新興企業、仲介業者、ファンド、ファミリーオフィス、財団、企業、政府などと協働してきた
月谷 真紀 (ツキタニ マキ)  
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)