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生成統語論の成果と課題 極小主義アプローチと比較統語論

最新英語学・言語学シリーズ 1

出版社名 開拓社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-7589-1401-7
4-7589-1401-X
税込価格 4,070円
頁数・縦 249P 21cm

商品内容

要旨

名詞句の分布と移動の性質に説明を与えるラベル付け理論と種々の局所性を統一的に捉えるフェイズ理論は、極小主義統語論の中核をなす。本書は、この2つの下位理論を背景とともに概説した上で、日英語の相違をも説明しうる形に発展させることを試みる。特に、自由語順、多重主語、多様な名詞修飾節、項省略、広範な適正束縛効果など、日本語に特徴的な現象を取り上げて、極小主義アプローチに基づく分析を提示する。

目次

第1章 序
第2章 句構造とX′理論
第3章 名詞句の分布と移動現象
第4章 Chomskyのラベル付け理論
第5章 日本語における{XP,YP}構造のラベル付け
第6章 ラベル付けによる日本語分析の帰結と課題
第7章 フェイズ理論と局所性
第8章 フェイズの定義再考
第9章 日本語の分析に対する帰結
第10章 結論

著者紹介

斎藤 衛 (サイトウ マモル)  
北九州市生まれ。スタンフォード大学哲学科卒業、同大学大学院言語学修士課程およびMIT大学院言語学博士課程修了。南カリフォルニア大学、筑波大学、コネティカット大学、南山大学を経て、ノートルダム清心女子大学特別招聘教授。専門分野は、統語論
加賀 信広 (カガ ノブヒロ)  
筑波大学名誉教授
西岡 宣明 (ニシオカ ノブアキ)  
九州大学教授
野村 益寛 (ノムラ マスヒロ)  
北海道大学教授
岡崎 正男 (オカザキ マサオ)  
茨城大学教授
岡田 禎之 (オカダ サダユキ)  
関西外国語大学教授
田中 智之 (タナカ トモユキ)  
名古屋大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)