大観音の傾き
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2024年12月 |
ISBNコード |
978-4-12-005860-8
(4-12-005860-3) |
税込価格 | 2,090円 |
頁数・縦 | 181P 20cm |
商品内容
要旨 |
東北の大きな街の市役所の新入職員・高村修司。彼のいる出張所の近くには、白くて異様に巨大な大観音が立っている。あの大震災をきっかけに、近隣住民のなかに「大観音が傾いた」という者たちが現れ、その足元を押しはじめて数年が経っていた。大観音は傾いているのか、いないのか。修司はさまざまな人に出会い、ときに翻弄されながら、対応策を求めて奔走する―。 |
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出版社・メーカーコメント
「ひとり立ち続ける大観音の寂しさと慈しみ。声にならない声が、今、語られる」−−芥川賞作家・松永K三蔵。ユーモアと愛情にあふれる、著者初の新聞連載小説。