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おやつ 〈菓子〉時代小説傑作選

PHP文芸文庫 ほ3−2

出版社名 PHP研究所
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-569-90442-9
4-569-90442-4
税込価格 924円
頁数・縦 306P 15cm

商品内容

要旨

おみちの父は腕のいい菓子職人だが、めったに菓子を作らない。家計のため、母とおみちで作ったさつまいもの菓子が人気を呼ぶも、父はなぜか怒り出す。落ち込むおみちは両親が抱える秘密を知り…「夢の酒」(中島久枝)、菓子屋の長男・善吉は、出来の良い手代が後を継ぐことを知って、店を飛び出すが…「お供えもの」(嶋津輝)など書き下ろし二作含む、全五編を収録。時代を超えて愛される「菓子」がテーマの短編集。

出版社・メーカーコメント

甘味は心を満たすもの−−月見団子や鶉餅、新作菓子に身体によい菓子など、江戸の人びとも好んだ“甘い物”がテーマのアンソロジー。

著者紹介

中島 久枝 (ナカシマ ヒサエ)  
1954年、東京都生まれ。学習院大学文学部卒業。2013年、『日乃出が走る 浜風屋菓子話』でポプラ社小説新人賞特別賞、19年、「日本橋牡丹堂 菓子ばなし」「一膳めし屋丸久」で日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞
知野 みさき (チノ ミサキ)  
1972年、千葉県生まれ。ミネソタ大学卒業。2012年、『鈴の神さま』でデビュー。同年、『加羅の風』(刊行時に『妖国の剣士』に改題)で第4回角川春樹小説賞を受賞
篠 綾子 (シノ アヤコ)  
埼玉県生まれ。2000年、『春の夜の夢のごとく 新平家公達草紙』で健友館文学賞を受賞し、デビュー。17年、「更紗屋おりん雛形帖」シリーズで歴史時代作家クラブ賞のシリーズ賞、19年、『青山に在り』で日本歴史時代作家協会賞の作品賞を受賞
嶋津 輝 (シマヅ テル)  
1969年、東京都生まれ。2016年、「姉といもうと」でオール讀物新人賞を受賞。23年、『襷がけの二人』で直木賞候補となる
西條 奈加 (サイジョウ ナカ)  
北海道生まれ。2005年、『金春屋ゴメス』で日本ファンタジーノベル大賞、12年、『涅槃の雪』で中山義秀文学賞、15年、『まるまるの毬』で吉川英治文学新人賞、21年、『心淋し川』で直木賞を受賞
細谷 正充 (ホソヤ マサミツ)  
文芸評論家。1963年生まれ。時代小説、ミステリーなどのエンターテインメントを対象に、評論・執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)