哲学宗教日記 1930−1932/1936−1937
講談社学術文庫 2844
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2024年12月 |
ISBNコード |
978-4-06-536565-6
(4-06-536565-1) |
税込価格 | 1,606円 |
頁数・縦 | 396P 15cm |
商品内容
要旨 |
「私はすべてを自分の虚栄心で汚してしまう」「『論理哲学論考』には素晴らしい真正の箇所と並んで、まがい物の箇所…も含まれている」。死後、発見された日記には、芸術、倫理、宗教=「語りえぬもの」の領域についての省察、そして内的な苦悩が赤裸々に書かれていた。『論考』のあとの「沈黙」から、『探究』へと向かう大哲学者の魂の軌跡を読み解く。 |
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目次 |
第一部 一九三〇‐一九三二 |
出版社・メーカーコメント
真の信仰を希求する魂の記録!死後42年たって新発見された幻の日記『論考』から『探究』へ−大哲学者が書き残した、自らの思考の大転換、宗教的体験、そして苛烈な内面の劇!“隠された意味”は何か!?私の本『論理哲学論考』には素晴らしい真正の箇所と並んで、まがい物の箇所、つまり、言ってみれば私が自分特有のスタイルで空所を埋めた箇所も含まれている。1930516真の謙虚さとは、1つの宗教的問題である。19301018私はすべてを自分の虚栄心で汚してしまう。193156人は職人の比喩に惑わされているのだ。誰かが靴を造るというのは1つの達成である。しかしいったん(手元にある材料から)造られたなら、靴はしばらくの間は何もしなくても存在し続ける。しかしながら、もし神を創造主と考えるのなら、宇宙の維持は宇宙の創造と同じくらい大きな奇跡であるはずではないのか、1937224−−<日記本文より>『論考』がウィトゲンシュタインにとっての原罪であり、それを克服するためにこそ、この日記が書かれたのだという言葉に、おそらく多くの読者が驚き、いぶかしがられることと思う。−−<訳者解説「隠された意味へ」より>*本書の原本『ウィトゲンシュタイン哲学宗教日記 1930−1932/1936−1937』は、 2005年に小社より刊行されました。【目次】はじめに編者序編集ノート謝辞凡例第一部 一九三〇ー一九三二第二部 一九三六ー一九三七コメンタールコメンタールで使用された参考文献と略号人名索引隠された意味へ ウィトゲンシュタイン『哲学宗教日記』(MS183)訳者解説)訳者あとがき訳者あとがき補遺(学術文庫化にあたって)