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マンガでわかるカルロ・ロヴェッリの物理学

出版社名 山と溪谷社
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-635-35003-7
4-635-35003-7
税込価格 2,640円
頁数・縦 1冊(ページ付なし) 23cm

商品内容

要旨

ものごとの一部しか理解できていないってわかる瞬間があるよね。それは、人の知覚に限界があるからなんだ。でも、僕らの生きる“園”の限界を超えて飛び出そうと思うことが、科学のはじまりなんだ。

目次

1章(目覚め
直感力
セザンヌに魅せられて
つながり)
2章(科学=疑問
エデンの園
葉っぱの量子
存在するのかしないのか)
3章(下と上
宙に浮かぶ帽子
洞窟の新たな寓話)
4章(シヴァ神のレインポンチョ
表面を見えなくしたのは誰?
拍の拍)
5章(河の神
偉大なる師
画家アンリ・ルソーの予言)
6章(一瞬の間のテニスボール3000個
きみがきみなら、私は誰?
何かが欠けてつながらない)
7章(我参加する、ゆえに我あり
トンボ効果
キスの網の目)

出版社・メーカーコメント

マンガで読める、カルロ・ロヴェッリの超入門書『時間は存在しない』『世界は「関係」でできている』『すごい物理学入門』等、世界的なベストセラーを出している理論物理学者、カルロ・ロヴェッリ。相対性理論と量子論を統合する試みの一つ「ループ量子重力理論」の世界的な権威でもある。そのロヴェッリの物理学、世界観をマンガでわかりやすく説く、超入門書。東南アジア、ラオスのジャングルを舞台に、ビジュアルアーティスト、ルーカ・ポッツィとカルロ・ロヴェッリの対話をもとに、エリーザ・マチェッラーリが豪華なイラストで描く。科学や物理学を理解するのは難しいと思っている人も、この本を読めば、物理学の扉が開き、自分を取り囲む世界が違って見えるようになるだろう。愛、物理学、アート、イラストレーションが一緒になった世界を楽しむこともできる。2024年、ボローニャ・ラガッツィ賞のマンガ部門優秀賞(13歳以上向けのカテゴリー)を受賞。すでに7カ国で翻訳、出版されている。

著者紹介

ポッツィ,ルーカ (ポッツィ,ルーカ)   Pozzi,Luca
1983年生まれ、アーティスト。科学と芸術の橋渡しをする活動を行なう。ミラノのブレラ美術学院を卒業後、大学院でコンピュータグラフィックおよびシステムを学ぶ。美術、物理学、マルチメッセンジャー天文学、IT技術の世界から着想を得て、科学研究コミュニティと協働した視覚作品を制作している。これまでのコラボレーション先として、カナダ・ペリメーター理論物理学研究所(PI)のループ量子重力理論グループ、欧州原子核研究機構(CERN)のコンパクトミュー粒子ソレノイド実験グループなどがある。量子重力理論、天文学、素粒子物理学を学び、理論研究を深めつつ、アートと科学がハイブリッドに組み合わさったインスタレーション作品を制作。磁気を利用した彫刻、宙に浮く物体、仮想現実/拡張現実体験を特徴とする作品、止まった時間や多次元といった非日常的感覚の写真を取り入れた、パフォーマンスとしての作品も手がけている
マチェッラーリ,エリーザ (マチェッラーリ,エリーザ)   Macellari,Elisa
イタリア人とタイ人を両親に持つイラストレーター。イタリア中部のペルージャに生まれ、現在は北部ヴィジェーヴァノを拠点としている。2012年よりフリーランスのイラストレーターとして活動し、イタリア国内外の出版物・雑誌に作品を提供。2017年、イタリアのイラストレーション作家協会賞(出版部門・金メダル)を受賞。2019年および2021年には同協会賞の漫画部門・銀メダルを受賞。その作品は、イタリア内外にて展示紹介された
花本 知子 (ハナモト トモコ)  
1978年広島県生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士課程修了。京都外国語大学イタリア語学科にて長年イタリア語教育に携わるかたわら、近年では科学書の翻訳にも注力している
松原 隆彦 (マツバラ タカヒコ)  
高エネルギー加速器研究機構、素粒子原子核研究所・教授。博士(理学)。京都大学理学部卒業。広島大学大学院博士課程修了。東京大学、ジョンズ・ホプキンス大学、名古屋大学などを経て現職。主な研究分野は宇宙論。日本天文学会第17回林忠四郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)