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チャンドラー講義

出版社名 講談社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-06-537500-6
4-06-537500-2
税込価格 2,860円
頁数・縦 319P 20cm

商品内容

要旨

詩やエッセイ、パルプ作家時代の短編から映画シナリオまで徹底分析。ファン必読必携、チャンドラー研究の完成形にして決定版!“マーロウ”シリーズにおける「ハードボイルド」のイメージのゆらぎに着目し、伝記的情報とともにレイモンド・チャンドラーの成長と変化、実存に迫る画期的挑戦。

目次

イントロダクション
チャンドラー以前のチャンドラー―詩とエッセイ
パルプ作家時代―短編小説
マーロウ登場―『大いなる眠り』
シリーズの始まり―『さよなら、愛しい人』
弱者の味方―『高い窓』
戦争の影―『水底の女』
チャンドラー、ハリウッドへ行く―映画シナリオ
依頼人のいない世界―『リトル・シスター』
「人間」としてのマーロウ―『ロング・グッドバイ』(1)
チャンドラー文学の到達点―『ロング・グッドバイ』(2)
未完のプロジェクト―『プレイバック』

出版社・メーカーコメント

「孤独」な探偵マーロウを通して浮かび上がる、「自分の居場所」を探し続けたチャンドラーの人生。<マーロウ>シリーズにおける「ハードボイルド」のイメージのゆらぎに着目し、伝記的情報とともにレイモンド・チャンドラーの成長と変化、実存に迫る画期的挑戦。詩やエッセイ、パルプ作家時代の短編から映画シナリオまで徹底分析。ファン必読必携、チャンドラー研究の完成形にして決定版!「フィリップ・マーロウという名前を見るだけでときめく。ぼろぼろの現実を忘れさせてくれる「夢の男」。文学史上一度だけ現れた幻とさえ感じていたけれど、本書によって、その誕生の秘密を知ってしまいました」−−穂村 弘第一講 イントロダクション第二講 チャンドラー以前のチャンドラー 詩とエッセイ第三講 パルプ作家時代 短編小説第四講 マーロウ登場 『大いなる眠り』第五講 シリーズの始まり 『さよなら、愛しい人』第六講 弱者の味方 『高い窓』第七講 戦争の影 『水底の女』第八講 チャンドラー、ハリウッドへ行く 映画シナリオ第九講 依頼人のいない世界 『リトル・シスター』第十講 キャリアの集大成 『ロング・グッドバイ』第十一講 チャントドラー文学の到達点 『ロング・グッドバイ』最終講 未完のプロジェクト 『プレイバック』

著者紹介

諏訪部 浩一 (スワベ コウイチ)  
1970年東京都生まれ。アメリカ文学研究者。上智大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。ニューヨーク州立大学バッファロー校博士課程修了、Ph.D。現在、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部准教授。2009年に『ウィリアム・フォークナーの詩学 1930‐1936』で第14回清水博賞を、2013年に『『マルタの鷹』講義』で第66回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)