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「忖度」なきジャーナリズムを考える

「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」記念講座 2024

出版社名 早稲田大学出版部
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-657-24016-3
4-657-24016-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 227,18P 19cm

商品内容

要旨

統一教会の政界浸食、PFAS汚染、精神医療・闇の実態などをいかに伝え、見えない「壁」を超えたのか。

目次

講義 ジャーナリズムの現在(統一教会と政界の癒着を追及し続けて
保身の安全装置を切れ―司法の頂点と地方紙記者
米軍基地と「命ぬ水」のPFAS汚染
死亡退院から見えてきた日本社会“排除”の構造―精神医療の現状
南米アマゾンの“水俣病”―世界の片隅にある不条理とメディア ほか)
討論 性加害の報道を問う(シンポジウム 陸上自衛隊性加害事件の取材を通して、私が見たこと・感じたこと
陸上自衛隊の性加害事件と日本社会)
大学院生と考える基地による水質汚染問題 座談会『命ぬ水〜映し出された沖縄の五〇年〜』を見て

著者紹介

瀬川 至朗 (セガワ シロウ)  
岡山市生まれ。東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学)卒。毎日新聞社でワシントン特派員、科学環境部長、編集局次長、論説委員などを歴任。現在、早稲田大学政治経済学術院教授。2024年8月より東京大学大学院情報学環特任教授を兼務
鈴木 エイト (スズキ エイト)  
1968年生まれ。2009年創刊のニュースサイト「やや日刊カルト新聞」で副代表、主筆を歴任。2011年よりジャーナリスト活動を始め、宗教と政治、宗教二世問題や反ワクチン問題、ニセ科学、ニセ医療を取材。『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』(小学館)が石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞(草の根民主主義部門)受賞
霍見 真一郎 (ツルミ シンイチロウ)  
大学卒業後、出版関連の仕事を経て、2001年神戸新聞社入社。社会部(現・報道部)、姫路支社、阪神総局、整理部などを経て報道部。21年編集委員兼務、23年報道部デスク、24年論説委員兼務。「神戸連続児童殺傷事件の全記録廃棄スクープと一連の報道」で石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞奨励賞(公共奉仕部門)、新聞協会賞ほか受賞
島袋 夏子 (シマブクロ ナツコ)  
1974年生まれ。山口朝日放送で約10年勤務した後、2007年琉球朝日放送入社。「枯れ葉剤を浴びた島2〜ドラム缶が語る終わらない戦争〜」で日本民間放送連盟賞テレビ報道部門最優秀賞ほか、「命ぬ水〜映し出された沖縄の50年〜」で石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞(公共奉仕部門)を受賞
青山 浩平 (アオヤマ コウヘイ)  
2006年NHK入局。現在『ETV特集』チーフディレクター。技能実習生や精神医療などをテーマにドキュメンタリーを制作。NHKスペシャル「果てなき苦闘」で地方の時代映像祭グランプリ、「ルポ死亡退院」で石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞(公共奉仕部門)、新聞協会賞、ギャラクシー賞優秀賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)