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カロルス大帝伝

ちくま学芸文庫 エ21−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-480-51264-2
4-480-51264-0
税込価格 1,210円
頁数・縦 267P 15cm

商品内容

要旨

フランク国王として諸族との数多の戦いを制し、中世西ヨーロッパの大半を平定したカロルス大帝(カール、シャルルマーニュ)。ラテン語の古典文化を保護してカロリング=ルネサンスをもたらし、800年にはときの教皇レオ3世からローマ帝国皇帝に任ぜられた「ヨーロッパの父」である。本書はカロルスの廷臣エインハルドゥスによる「カロルス大帝伝」と、修道士ノトケルスによる「カロルス大帝業績録」の2作品を収録。9世紀同時代人によって記された両伝記は、大帝の生涯のみならず中世ヨーロッパについて知るための貴重な史料である。

目次

エインハルドゥス『カロルス大帝伝』
ノトケルス『カロルス大帝業績録』

出版社・メーカーコメント

中世ヨーロッパに秩序と文明をもたらしたカール大帝(シャルルマーニュ)の生涯と業績。同時代人による九世紀の伝記二作品を収録。解説 菊地重仁

著者紹介

エインハルドゥス (エインハルドゥス)   Einhardus
770頃‐840年。アインハルト(Einhart)、エジナール(Eginhard)とも呼ばれる。カロリング朝フランク王国の廷臣、建築家、歴史家。大帝からの信頼も篤かったとされる
ノトケルス (ノトケルス)   Notcerus
840頃‐912年。吃者ノトカー(Notker the Stammerer)とも呼ばれる。ザンクト・ガレン修道士。詩と音楽の天分に恵まれ、キリスト教詩人としても有名であった。カロルス大帝の曾孫にあたるカール3世(肥満王)の依頼を受けて『業績録』を執筆
國原 吉之助 (クニハラ キチノスケ)  
1926‐2017年。広島県生まれ。京都大学文学部卒。名古屋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)