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雪夢往来

出版社名 新潮社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-10-350957-8
4-10-350957-0
税込価格 2,200円
頁数・縦 397P 20cm

商品内容

要旨

「越後の風俗や綺談は、江戸者の耳目を驚かすに違いない!」行商に訪れた江戸で、ふるさと越後がまるで知られていないと悟った塩沢の縮仲買商・鈴木牧之。やがて彼の書いた「雪話」は人気戯作者・山東京伝の目に留まり、出版へと動き始める。しかし版元からの金銭要求、度重なる仲介者の死去に見舞われ、事態は膠着。原稿は京伝への敵対意識に燃える滝沢馬琴の手に渡り、ついに全てが動き出すかに見えたが―。名著が世に出るまでの風雪と虚々実々の江戸出版界を縦横に描ききる傑作長篇!

出版社・メーカーコメント

雪国の暮しを活写した江戸のベストセラー『北越雪譜』。山東京伝や馬琴も魅了した原稿が、刊行に四十年を要した数奇を描く本格長篇。

著者紹介

木内 昇 (キウチ ノボリ)  
1967年生まれ。出版社勤務を経て独立し、インタビュー誌「Spotting」を創刊。編集者・ライターとして活躍する一方、2004年『新選組 幕末の青嵐』で小説家デビュー。08年に刊行した『茗荷谷の猫』が話題となり、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。11年に『漂砂のうたう』で直木賞を受賞。13年に刊行した『櫛挽道守』は中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)