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検証治安維持法 なぜ「法の暴力」が蔓延したのか

平凡社新書 1072

出版社名 平凡社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-582-86072-6
4-582-86072-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 502P 18cm

商品内容

要旨

一九二五年五月一二日に施行された「治安維持法」。国体の変革または私有財産制度の否認を目的とする結社を処罰することを主旨として成立したが、二度の改正を経て、社会運動全体を封殺、取締の対象は一般市民にも及んだ。一九四五年の廃止までに国内外での検挙者は10万人超。この“稀代の悪法”を多角的な視点から検証する。

目次

第一章 治安維持法小史―施行から廃止まで
第二章 治安維持法はだれが、どのように運用したのか
第三章 戦時下抵抗と治安維持法の「法の暴力」
第四章 朝鮮の治安維持法
第五章 台湾の治安維持法
第六章 「満洲国」の治安維持法
第七章 治安維持法の威力の震源=「国体」とは何だったのか

出版社・メーカーコメント

100年前に成立した治安維持法。逮捕者が数十万人に及んだ。稀代の「悪法」の成立背景やその内容、また「悪法」とされた点などを検証。多角的な視点から捉えた決定版。

著者紹介

荻野 富士夫 (オギノ フジオ)  
1953年埼玉県生まれ。82年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。小樽商科大学商学部教授を務め、2018年定年退官、同大学名誉教授。専門は日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)