青き瞳と異国の蓮 いわく、大坂唐物屋に呪いあり
ことのは文庫
出版社名 | マイクロマガジン社 |
---|---|
出版年月 | 2024年12月 |
ISBNコード |
978-4-86716-681-9
(4-86716-681-2) |
税込価格 | 792円 |
頁数・縦 | 287P 15cm |
NetGalley 会員レビュー レビュアー おすすめ度 レンのエジプト人としての知識や考え方と、璃兵衛の怪異についての経験と和の知識が噛み合う様は見事。更に実直なレンが、あやうい璃兵衛が妙な方向に進まないように気を使う様が、バディとして最高の相性。この二人は互いにないものを与え合うことで存在している。まさに一蓮托生の仲。そして同じ道を歩む仲。そう思うと二人の意地が、悪いやり取りが、改めて温かく感じられた。 教育関係者 おすすめ度 物に憑いた想いを、時に健気に、時に恐ろしく、心奥まで響くように描き、時代やエジプトの文化などを交えて紐解いていく異色の展開がとても面白かった。持ち込まれる相談の種類にもバリエーションがあり、意外な所に伏線が仕込まれていて、ミステリとしても毎回楽しめた。「一蓮托生」に隠された真実と、それを優しく見守る怖がりの富次郎の存在感が光る、歴史とファンタジーとミステリが融合した新感覚の作品。 レビュアー おすすめ度 歴史関連が難しく書かれていないけど興味深い事も多く、二人のコンビの動きもいい。映画を字幕のみでみている感覚になりました。「こんな感じの情景だったんだろうなぁ」と脳内再生されながら今作を読んでいました。一気読みしたい作品でしたが、一気に読むのが勿体ない作品でもあったので毎日少しずつ読むようにしていました。こちら続編大希望です。 上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ) NetGalleyとは、本を応援するWEBサイトです。 |
商品内容
要旨 |
江戸時代・大坂。天下の台所と呼ばれた町の一角には、呪われている物や、いわくつきの物を扱う唐物屋・祝久屋蓬莱堂があった。唐物屋を営むのは、「あの世から帰ってきた」という噂の青い目を持つ若き店主・璃兵衛と、エジプトから来た記憶の欠けた青年・レン。ふたりは店に持ち込まれるいわくつきの相談を、鋭い観察眼と異国の力で探求し、解決していく―。運命をともにする“一蓮托生バディ”が物に込められた想いを追うため、魂をも駆け抜ける歴史ファンタジー! |
---|
出版社・メーカーコメント
舞台は江戸時代・大坂。唐物屋を営む異色バディが「呪い」や「いわくつき」について探求し、「魂の在り方」を問う歴史ファンタジー!