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一票の平等の政治経済学 一人一人の投票価値の平等を追求する

出版社名 勁草書房
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-326-50508-1
4-326-50508-7
税込価格 3,300円
頁数・縦 180P 22cm

商品内容

要旨

一票の平等とは人と人との平等。それはすべての人の厚生を等しく向上させる!

目次

1 人口比例
2 最大剰余方式
3 除数方式
4 州と州の差の最小化
5 人口の多い州、人口の少ない州の間の平等
6 不平等を測り最小化する
7 人と人との平等―個人還元主義の貫徹
8 一票の平等の追求〜参議院
9 定数配分の基準〜総人口、当日有権者数、そして“日本国民の人口”
10 経済学者の視点から
11 結語

出版社・メーカーコメント

「一票の価値の不平等が経済効率性を歪めている」という考えの下、すべて国民を個人として尊重し各個人の投票価値の平等を追求する。一国全体の生産を最大化させるためには限界生産力は均等されていなければならず、限界生産力に差を生むような状況は非効率である。効率性を増し厚生水準の向上を達成するためにも一票の平等の確立が必要不可欠であり、人と人との平等が効率性を生むのである。本書は「一票の平等」を「各個人の投票価値の平等」の問題として追求する。

著者紹介

和田 淳一郎 (ワダ ジュンイチロウ)  
横浜市立大学国際商学部教授、同学部長。一橋大学経済学部、同大学院経済学研究科修士課程を経て、ロータリー財団の奨学金により米国メリーランド大学へ留学。Ph.D.「ナッシュ積(ナッシュ社会的厚生関数)に基づいた一票の不平等の研究」で選挙学会賞、A divisor apportionment method based on the Kolm‐Atkinson social welfare function and generalized entropyで公共政策学会論説賞、「定数配分と基準人口」で選挙学会賞を受賞。現在、公共選択学会会長、計量・数理政治学会幹事。研究キーワード:選挙制度、定数配分、選挙区割り、投票率(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)