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つゆのあとさき・カッフェー一夕話

新潮文庫 な−4−4

出版社名 新潮社
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-10-106910-4
4-10-106910-7
税込価格 605円
頁数・縦 203P 16cm

商品内容

要旨

銀座の有名カッフェー「ドンフワン」でトップを張る女給君江は、うぶで素人のような雰囲気ながら二股三股も平気な女。そんな彼女の身辺でストーカーのような出来事が起きるが、君江は相も変わらず天性のあざとさで男たちを悩殺しては、翻弄していく。しかし、にわかにもつれ始めた男女関係は思わぬ展開を呼び…(「つゆのあとさき」)。荷風が女給お蔦の身の上話を聞き取った少品も収録。

出版社・メーカーコメント

銀座の有名カッフェー「ドンフワン」でトップを張る女給君江は、うぶで素人のような雰囲気ながら二股三股も平気な女。そんな彼女の身辺でストーカーのような出来事が起きるが、君江は相も変わらず天性のあざとさで男たちを悩殺し、翻弄していく。しかし、にわかにもつれ始めた男女関係は思わぬ展開を呼び……(「つゆのあとさき」)。荷風が女給の身の上話を聞き取った小品も収録。

著者紹介

永井 荷風 (ナガイ カフウ)  
1879‐1959。東京生れ。高等商業学校附属外国語学校清語科中退。広津柳浪・福地源一郎に弟子入りし、ゾラに心酔して『地獄の花』などを著す。1903(明治36)年より’08年まで外遊。帰国して『あめりか物語』『ふらんす物語』(発禁)を発表し、文名を高める。’10年、慶応義塾大学教授となり「三田文学」を創刊。その一方、花柳界に入りびたって『腕くらべ』『つゆのあとさき』『〓東綺譚』などを著す。’52(昭和27)年、文化勲章受章。’17(大正6)年から没年までの日記『断腸亭日乗』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)