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三月一一日のシューベルト 音楽批評の試み

出版社名 音楽之友社
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-276-21014-1
4-276-21014-3
税込価格 2,860円
頁数・縦 303P 19cm

商品内容

要旨

マーラー×緊急事態宣言、バッハ×させていただく、ワーグナー×川上未映子、etc.―「対旋律」が、揺さぶる。『レコード芸術』好評連載が全面的な改稿を経て単行本に。

目次

了解と戦いと ヴァレーズ“砂漠”の初演に思う
メメント・モリ ブラームスと永続性
シュプレッヒゲザングの人 若尾文子讃
ディオニュソスは終わらない マーラーの『ヴェニスに死す』
遺構としての音楽 ヴィトマンのオラトリオ“箱舟”
「隣り」という視座 ヒロシマにどう参画するか
春の句読点 一葉とシューマン
抱かれてあれ、もろ人よ! “第九”を歌い続けるとき
雲雀の音楽 原民喜のために
ノイエ・ザッハリカイトの系譜 ブロースフェルトとヤノフスキ
「演奏」の生まれるとき 橋本愛の挑戦
いのちのはてのうすあかり 酒の歌、大地の歌
曼荼羅と楽園と ディーリアスからスミスの水俣へ
自分の行く道 ギュンター・ヴァント没後二〇年に
三月一一日のシューベルト 「途方もなさ」について
川上未映子のワーグナー “パルジファル”としての『ヘヴン』
本当はこわいブルックナー? 第四交響曲・初稿の衝撃
「女学生」の思い出 あるいは、誤訳の効用
アインシュタインはどこにいる? ふたつの“浜辺のアインシュタイン”
違和感のゆくえ バッハのフェルマータに思う
コパチンスカヤの方法論 どうして暗譜で弾かないか
とんぼの眼鏡で オトマール・スウィトナーと私

著者紹介

舩木 篤也 (フナキ アツヤ)  
1967年大阪に生まれ、東京、横浜、北九州で育つ。広島大学文学部文学科、東京大学大学院人文科学研究科、ブレーメン大学に学ぶ。2000年頃より19世紀ドイツ音楽を中心に評論活動を開始。「読売新聞」で音楽評を、NHK‐FMで音楽番組の解説を担当するほか、雑誌、演奏会プログラム、WEB等で執筆。朝日カルチャーセンター新宿校、早稲田大学エクステンションセンター中野校で音楽講座の講師。東京藝術大学ほかではドイツ語講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)