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世界は不正に満ちている 階層、平等、新たな人文知

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-588-15142-2
4-588-15142-8
税込価格 5,280円
頁数・縦 414P 22cm

商品内容

要旨

学問とは恐れや不安と向き合う力であり、それを言語化していく意志である。ポピュリズムが席捲し右傾化するグローバル資本主義社会のなかで、世界の多義性および重層性、それらが生み出す矛盾・対立と向き合い、対話を続けるために、わたしたちは何をすべきだろうか。世界に、学問にときめきを取り戻す第一歩を示す。

目次

はじめに 世界にときめきを、ふたたび!
総論 「謎めいた他者」論―公共圏・人文学・民主主義
第一部 内閉する現代社会―平等と民主主義の理念の再定位に向けて
第二部 到来しつつある人文学―地域研究を越えて
第三部 新たな主体性のために―平等をめぐる対話
あとがき 世界が右傾化するなかで

著者紹介

磯前 順一 (イソマエ ジュンイチ)  
国際日本文化研究センター教授。宗教研究。ロンドン大学、ハーバード大学、チュービンゲン大学、ルール大学ボッフム、チューリッヒ大学、北京日本学研究センター、同志社大学などで客員教授および客員研究員を務める
酒井 直樹 (サカイ ナオキ)  
コーネル大学名誉教授、人種主義・国民主義研究、比較思想史研究
汪 暉 (オウ キ)  
ワン・フイ。清華大学人文学院教授、清華大学人文与社会科学高等研究所所長。中国近現代文学、中国思想史、現代中国論。ハーバード大学、スタンフォード大学、コロンビア大学、東京大学、ボローニャ大学、ハイデルベルク大学などで客員教授、またベルリン高等研究所、スウェーデン高等研究所などで高級研究員を務める
平野 克弥 (ヒラノ カツヤ)  
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)歴史学部教授。近世・近代文化史・思想史。人種資本主義、定住型植民地主義研究。ミシガン大学、同志社大学、京都大学、国際日本文化研究所などで客員教授、客員研究員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)