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30の都市からよむ日本史

新装版

日経ビジネス人文庫 き2−1

出版社名 日経BP日本経済新聞出版
出版年月 2024年12月
ISBNコード 978-4-296-12405-3
4-296-12405-6
税込価格 1,100円
頁数・縦 302P 15cm
シリーズ名 30の都市からよむ日本史

商品内容

要旨

仙台が杜の都になった理由、日本初の上水道がつくられた小田原、徳川軍の襲来を恐れて築かれた金沢の惣構、大名に金を貸し、紙幣も発行していた今井、京都と並ぶ文化都市だった山口―。古都、城下町、港町から商業都市、自治都市、寺内町まで、30の街のエピソードでたどる地域からの日本史。

目次

札幌 京都にならった碁盤目状の計画都市
函館 本州との交易を担った北海道の玄関口
十三湊 安藤氏のもとで栄えた中世の交易都市
平泉 東北を席巻した奥州藤原氏が築いた理想郷
仙台 伊達政宗の願いが込められた「杜の都」
会津若松 名城と謳われた若松城を中心に広がる城下町
宇都宮 3つの顔をもっていた北関東の要衝
東京 「大江戸八百八町」と称された世界有数の大都市
横浜 欧米の近代文化を受容・発信した港町
鎌倉 天然の要害に築かれた東国武士の拠点
小田原 100年にわたる戦国北条家の拠点
諏訪 信仰とハイテク産業が同居する門前町
新潟 西廻り航路で栄えた日本海側屈指の港町
金沢 寺内町から発展した加賀百万石の城下町
名古屋 徳川家の肝入りで建設されたニュータウン
伊勢 神宮のお膝元として発展した門前町
奈良 1300年の歴史が息づく、いにしえの都
今井 陸の中継貿易で繁栄した自治都市
大阪 天下人が礎を築いた日本有数の経済都市
堺 「東洋のベニス」と称された商人の自治都市
京都 日本の中心であり続けた千年の都
神戸 古代から外国に開かれていた山麓の港町
広島 河口の砂州から発展した瀬戸内海の要衝
鞆の浦 潮の境目として栄えた小さな港湾都市
山口 「西の京」と謳われた大内家の都
松山 多くの文人が愛した四国の温泉街
福岡 商人の町と武士の町とを内包した城下町
長崎 出島から海外文化を伝えた港湾都市
鹿児島 島津氏が切り開いた南九州の開拓都市
那覇 中継貿易によって栄えた琉球王朝の都

著者紹介

金田 章裕 (キンダ アキヒロ)  
京都大学名誉教授。専門は人文地理学、歴史地理学。1969年京都大学文学部卒、74年同大学大学院文学研究科博士課程修了。94年同大学文学部教授、01年副学長、04年理事・副学長、08年大学共同利用機関法人・人間文化研究機構長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)