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昭和史 戦後篇

新版

1945−1989

平凡社ライブラリー 980

出版社名 平凡社
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-582-76980-7
4-582-76980-2
税込価格 1,320円
頁数・縦 630P 16cm
シリーズ名 昭和史

商品内容

要旨

授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博した「昭和史」シリーズ戦後篇。焼け跡からの復興、講和条約、高度経済成長、そしてバブル崩壊の予兆を詳細にたどる。世界情勢が悪化し、先の見えない混沌のなか、現代日本のルーツを知り、世界の中での日本の役割、そして明日を考えるために、今こそ必読の一冊。毎日出版文化賞特別賞受賞のシリーズ二冊、待望の新版に!

目次

天皇・マッカーサー会談にはじまる戦後 敗戦と「一億総懺悔」
無策の政府に突きつけられる苛烈な占領政策 GHQによる軍国主義の解体
飢餓で“精神”を喪失した日本人 政党、ジャーナリズムの復活
憲法改正問題をめぐって右往左往 「松本委員会」の模索
人間宣言、公職追放そして戦争放棄 共産党人気、平和憲法の萌芽
「自分は象徴でいい」と第二の聖断 GHQ憲法草案を受け入れる
「東京裁判」の判決が下りるまで 冷戦のなか、徹底的に裁かれた現代日本史
恐るべきGHQの右旋回で… 改革より復興、ドッジ・ラインの功罪
朝鮮戦争は“神風”であったか 吹き荒れるレッドパージと「特需」の嵐
新しい独立国日本への船出 講和条約への模索
混迷する世相・さまざまな事件 基地問題、核実験への抵抗
いわゆる「五五年体制」ができた日 吉田ドクトリンから保守合同へ
「もはや戦後ではない」 改憲・再軍備の強硬路線へ
六〇年安保闘争のあとにきたもの ミッチーブーム、そして政治闘争の終幕
嵐のごとき高度経済成長 オリンピックと新幹線
昭和元禄の“ツケ” 団塊パワーの噴出と三島事件
日本はこれからどうなるのか 戦後史の教訓
こぼればなし 昭和天皇・マッカーサー会談秘話

出版社・メーカーコメント

「昭和100年」の今、焼け跡から立ち直った昭和を振り返る一冊。毎日出版文化賞受賞作品。新版は解説と索引を新たに付す。

著者紹介

半藤 一利 (ハンドウ カズトシ)  
1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。著書は『漱石先生ぞな、もし』(正続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)など多数。『昭和史 1926‐1945』『昭和史 戦後篇 1945‐1989』(平凡社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。2015年、菊池寛賞を受賞。2021年1月12日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)