はからずも人生論 往復書簡集
小学館文庫 さ38−3
出版社名 | 小学館 |
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出版年月 | 2025年1月 |
ISBNコード |
978-4-09-407419-2
(4-09-407419-8) |
税込価格 | 660円 |
頁数・縦 | 205P 15cm |
商品内容
要旨 |
「論理を踏んづけて情念に生きる」愛子センセイが、「理屈の隘路にハマって呻吟している」小島慶子さんの悩みに真っ向から答えた空前絶後の往復書簡集。夫婦、家族、仕事、社会、孤独、愛…そして幸福とは何か。“夫婦喧嘩の大義は要するに「ウップン晴し」ですからね。「颱風一過。後は雲ひとつない、ルンルン青い空」というのが望ましい”(佐藤)“佐藤さんは私の愛が深いとおっしゃいます。だとしたら愛なんてロクなもんじゃないと思います”(小島)金言・至言が満載で悩める心も雲ひとつない青い空に。 |
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目次 |
第1章 愛について(夫はなぜ、私の孤独と不安にこうも無頓着なのか(小島慶子) |
出版社・メーカーコメント
『九十歳。何がめでたい』を超える興奮の書 ◎佐藤愛子さん曰く「人生論を書くつもりはなかったけれど、図らずも人生論になってしまいました」◎小島慶子さん曰く「佐藤さんが下さった最後のお手紙の一節に、私は不覚にも涙が出ました」1923年生まれの佐藤さんと1972年生まれの小島さんが交わした空前絶後の往復書簡集。テーマは夫婦のこと、生きること、今の時代、書くこと、話すこと、戦うことなど、実に様々。「理屈の隘路にハマって呻吟している」小島さんの悩みに、時に厳しく時に優しく返事をする佐藤さん。往復書簡だからこその至言、金言が続出する大興奮間違いなしの一冊です。<夫婦喧嘩の大義は要するに「ウップン晴らし」ですからね。「颱風一過。後は雲ひとつない、ルンルン青い空」が望ましい>(佐藤さん)<佐藤さんは私の愛が深いとおっしゃいます。そうかもしれませんが、だとしたら愛なんてロクなもんじゃないと思います>(小島さん)読後感はルンルン青空。元気がわき出ること請け合いです。本書は、『あなたは酢ダコが好きか嫌いか』を文庫化にあたって改題し、デザインなども一新。単行本から5年、小島さんの「文庫化にあたっての後日談」を新たに収録しています。 【編集担当からのおすすめ情報】 ◎担当編集者曰く「二人のやり取りは羨ましいほど親密で、震え上がるほど激烈。心を撃ち抜かれます」本書で交わした二人の手紙はとても個人的で、率直で、親密なものです。最初、そうした二人だけの私信を覗き見るような感覚がしたほどです。悩みを赤裸々に打ち明ける(こんなことまで、と驚愕)小島さんと、それを笑い飛ばしながらもどこまでも真剣に答える(こんな回答を、と頓悟)佐藤さん。本書を読むうち、きっと悩みはどこかへ消え去り、勇気と元気をもらえること請け合いです。