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山本五十六の戦争

毎日文庫 ほ2−1

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-620-21079-7
4-620-21079-X
税込価格 1,100円
頁数・縦 269P 15cm

商品内容

要旨

撃墜死として美化された地上での死の淵で山本は何を思ったのか。賊軍とされた長岡藩の出身、日本海海戦の経験を経て、海軍随一の国際派として対米戦回避を信念としながらも真珠湾奇襲の指揮をとった航空戦略の第一人者の悲劇の人生。山本の無念の心中に哀悼の念をこめて、山本の悲願であった「幻の講和内閣」による終戦の可能性を問う、画期的な山本五十六論。

目次

序章 国際派軍人への道
第一章 三国同盟と暴力の時代
第二章 真珠湾作戦を指揮した胸中
第三章 ミッドウェー海戦と太平洋戦争の転回
第四章 山本五十六、最後の戦い
第五章 隠蔽された死の真実
終章 山本五十六と「幻の講和内閣」

出版社・メーカーコメント

日米開戦回避の志に反して真珠湾攻撃を指揮し、美化された死の真実に迫る。「悲劇の提督」の生涯を現代史のなかに刻む画期的な評伝。

著者紹介

保阪 正康 (ホサカ マサヤス)  
1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。ノンフィクション作家。評論家。近現代史の実証的研究のために、これまで延べ四千人の人々に聞き書き取材を行っている。2004年、個人誌「昭和史講座」の刊行などにより菊池寛賞受賞。2017年、『ナショナリズムの昭和』で和辻哲郎文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)