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なぜ働いても豊かになれないのか マルクスと考える資本と労働の経済学

角川ソフィア文庫 G126−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-04-400845-1
4-04-400845-0
税込価格 1,100円
頁数・縦 251P 15cm

商品内容

要旨

ブラック企業や不安定雇用など、労働をめぐる状況はなかなか良くならない。そんな中にあって私たちが、働くことを拒否するどころか、むしろより強く仕事を求めてしまうのはなぜか?資本主義社会の中で人が仕事を求めるのには、3つの力「経済外的な強制」「貨幣の力による強制」「生産過程の技術的変容」が作用している。人が豊かに生きる新たな社会を構築するため、賃労働について書かれたマルクスのテキストを解読する!

目次

序章 マルクスの方法
第1章 労働するとはどういうことか
第2章 私的労働と商品
第3章 値札と貨幣
第4章 賃労働と資本
第5章 労働時間と自由時間
第6章 賃労働と生産力の発展
第7章 賃労働と所有
第8章 労働の自由を目指して

出版社・メーカーコメント

パワハラ、職場うつ、過労死などが取りざたされる中でも、人は過酷な労働をやめられない。私たちの暮らしが楽になる日はやってくるのか? マルクスの著作を読み解きながら、資本主義システムの核心に迫る。

著者紹介

佐々木 隆治 (ササキ リュウジ)  
1974年生まれ。立教大学経済学部教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了、博士(社会学)。日本MEGA(『新マルクス・エンゲルス全集』)編集委員会編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)