天馬は空をゆく
角川文庫 し55−15 金椛国駿風
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2025年1月 |
ISBNコード |
978-4-04-115825-8
(4-04-115825-7) |
税込価格 | 792円 |
頁数・縦 | 329P 15cm |
商品内容
要旨 |
栄華をきわめる金椛帝国の都に、政府高官を父に持つ少年・星天賜と、国でもっとも裕福な陶家のひとり息子・阿〓がいた。天賜は勉強熱心だが、密かに火薬の研究に勤しみ、親友の阿〓も実験に協力していた。ある日、試作の煙玉を街中で使ってしまったために、二人は城下を脅かす連続放火事件の犯人ではと疑いをかけられてしまう。そして事件を調査する第十六皇子・司馬澳飛に捕らえられ…。少年たちの瑞々しい冒険譚、遂に開幕! |
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出版社・メーカーコメント
大陸の強国・金椛(ジンファ)帝国。動乱の時代を経て、ひとときの平和を謳歌する都に、仲良く学問所に通う二人の少年がいた。政府高官の星家の長男・天賜(てんし)と、国で最も裕福な陶家の一人息子・阿よう(火偏に華)だ。何をするにもついて離れずの二人だったが、そんな二人には誰にも言えないある秘密があった。それは、火薬を使った仕掛けを作る、危険な遊びであった。二人で実験に明け暮れては、火花や煙に色をつけてその美しい色合いに悦に浸っている毎日を過ごす。そんな夏のある日。都の中心街で連続爆弾事件が発生し、運の悪いことに現場の近くにいた天賜と阿ようは、皇帝陽元の第十一皇子・司馬澳飛(おうひ)に捕らえられてしまう。疑いをかけられてしまった天賜と阿ようは窮地に追い込まれるも、火災の場所を目の当たりにした天賜が語り出したのは意外な事件の可能性で……?連続放火事件の先に見た、謎めく敵の存在の姿。そしてその果てには、阿ようと天賜に隠された秘密が−−。金椛国春秋シリーズから10年後の世界を舞台に繰り広げられる、少年少女の瑞々しい冒険譚、ついに開幕!