• 本

きらめく共和国

創元推理文庫 Fハ6−1

出版社名 東京創元社
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-488-55208-4
4-488-55208-0
税込価格 946円
頁数・縦 197P 15cm

商品内容

要旨

緑のジャングルと茶色い川をかかえる亜熱帯の町に、理解不能な言葉を話す9歳から13歳の子どもたちの集団がどこからともなく現れた。その存在は徐々に大人たちの日常に罅を入れていき、数ヶ月後、32人の子どもは一斉に命を落とした―。現代スペインを代表する作家が描く、子どものかわいらしさと暴力性、野生と文明、保護と支配。一読忘れがたき恐るべき寓話、待望の文庫化。

出版社・メーカーコメント

1994年、緑のジャングルと茶色い川をかかえる亜熱帯の町に、理解不能な言葉を話す9歳から13歳の子どもたちの集団がどこからともなく現れた。その存在は徐々に大人たちの日常に罅を入れていき、やがてスーパー襲撃という大事件を起こす。そして数ヶ月後、32人の子どもたちは一斉に命を落とすに至ったのだった−−。現代スペインを代表する作家が描く、子どものかわいらしさと暴力性、野生と文明……一読忘れがたき恐るべき寓話が文庫化。

著者紹介

バルバ,アンドレス (バルバ,アンドレス)   Barba,Andr´es
1975年、スペインのマドリード生まれ。小説家、エッセイスト、写真家、脚本家、翻訳家として活躍。2001年に小説La hermana de Katiaでエラルデ小説賞の最終候補となり、世に知られるようになる。2006年に発表したVersiones de Teresaでトレンテ・バリェステル賞を、2017年刊行の本書『きらめく共和国』でエラルデ小説賞を受賞。イギリスのグランタ誌で2010年に発表された、スペイン語圏における注目の若手作家22人のひとりにも選ばれている、現代スペイン文学を代表する作家
宇野 和美 (ウノ カズミ)  
東京外国語大学スペイン語学科卒。出版社勤務を経て翻訳家に。メルチョール『ハリケーンの季節』で、日本翻訳家協会による翻訳特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)